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中国大手銀5行、25年までに損失吸収資本2210億ドル不足=フィッチ

ロイター / 2024年4月19日 18時8分

4月14日、 格付け会社フィッチ・レーティングスは中国の大手国有銀行5行について、資本の総損失吸収力(TLAC)が2025年1月までに合計で1兆6000億元(2210億ドル)不足するとの見通しを示した。写真は中国農業銀行のロゴ。北京で2021年3月撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 18日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは中国の大手国有銀行5行について、資本の総損失吸収力(TLAC)が2025年1月までに合計で1兆6000億元(2210億ドル)不足するとの見通しを示した。

中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、交通銀行が金融安定理事会(FSB)から「グローバルなシステム上重要な銀行」に指定されている。

これらの銀行は25年1月1日からリスク加重資産の少なくとも16%相当のTLACを保有するよう求められ、28年1月1日からはさらに18%に引き上げられる。

5行は資本不足を補うために今年合計4400億元のTLAC債を発行する計画で、フィッチは第2・四半期にも発行される可能性があるとの見方を示した。

23年の年次報告書によると、5行は利益の伸びが鈍化し純金利マージンが縮小した。

フィッチの金融機関担当ディレクター、ビビアン・シュエ氏は18日のウェビナーで、資産の利回りが圧迫されるため、純金利マージンは今年さらに縮小する見通しとし、「融資需要は比較的弱く、特に住宅ローン需要が弱い」と述べた。

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