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「必要な助け求めて」依存症経験者から心配の声続々 水原一平氏の違法賭博問題で

J-CASTニュース / 2024年3月22日 20時6分

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水原一平氏(写真:AP/アフロ)

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博への関与を理由として同球団を解雇されたことをめぐり、水原氏の「ギャンブル依存症」を心配する声が相次いでいる。

「今の水原さんにできることは治療を受け回復すること」

水谷氏が違法とみられるブックメーカーに賭けるため、大谷選手の口座から約450万ドル(約6億8000万円)がブックメーカーに送金されたと複数の米メディアが報じている。米スポーツメディア「ESPN」の報道によると、水原氏は2024年3月20日の開幕戦後にクラブハウスで選手たちに「ギャンブル依存症だった」と謝罪したという。

覚せい剤取締法違反での逮捕歴があり、現在は薬物をはじめとする依存症問題の啓発活動を行っている俳優の高知東生さんは、22日にXで水原氏の報道に触れ、

「仕事と家庭どちらも大切なパートナーを傷つけ裏切り、恵まれた仕事も去ることになる。俺は水原さんの気持ちが痛いほど良く判る気がする。今の水原さんにできることは治療を受け回復することだと思う」

と説いた。続けて、「全人類が敵になった訳ではないです。必要な助けを求めて下さい」と呼びかけた。

「ギャンブル依存症問題を考える会」代表で、依存症の当事者でもある田中紀子さんも21日にXで「一平さんが、必要な助けに繋がれることを心から願う。アメリカには治療施設も沢山あるし」とつづった。

一方で「しかしスポーツベットは一番恐ろしい奴。博打とスポーツの合体。興奮度が全く違うし、若者がハマる。日本でも合法化を目論む人がいるけど絶対にダメ。人生狂う人が続出する」と警鐘を鳴らした。

また、22日に田中さんが公開したYouTube動画では、ギャンブル依存症の恐ろしさやアメリカの回復支援施設等について話し、メディアやSNSユーザーに向けて「ギャンブル依存症というのは回復できる病気」「命がかかっている病気だから」として、人格否定などをしないよう呼びかけた。

自身の体験をもとに性依存症について描いた漫画「セックス依存症になりました」の作者で漫画家の津島隆太さんは、「今入ってきている情報では、肩代わりをしてもらって解決するどころか悪化する典型的なギャンブル依存症の顛末です」として「深刻な問題として認知が広まって欲しい」と訴えた。

さらに、「ギャンブル依存症の認知がもっと広まっていれば借金何億、違法賭博、窃盗、解雇などになる前に周りが止められる、本人が治療を受けて最悪の事態は避けるということが出来るようになります。社会的な損失を小さくすることが出来るんです」とも考えを明かした。

「人間なら誰でも陥る病気です。でも必ず克服できます」

芸能界からも心配や激励の声が上がっている。

落語家の立川談四楼さんも21日にXで落語の枕で使われるくだりに絡めて、

「『三道楽煩悩(さんどらぼんのう)』 酒、女、博奕のことで『酒と女は歳とともに衰えますが、博奕だけは止まらないんだそうで--』と落語のでマクラでは言うが、今回、大谷翔平の通訳、水原一平氏の『自分はギャンブル依存症』との言を聞き、それを思った。止まらないのだと。水原通訳の更生を切に願う」

と投稿。

お笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太さんは21日にXで、直接水原氏の名前は出していないものの、「誰かに嘘をついてまで、使っちゃいけないお金を使ってまで、何かをやってしまうのは依存症です」と触れた。続けて、

「これはギャンブルだけに限ったことじゃなく、アルコールや異性やドラッグなどなど全てにおいてです。と、この前厚生労働省のイベントで習いました。人間なら誰でも陥る病気です。でも必ず克服できます」

と伝えた。

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