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「退職届」提出の静岡・川勝知事、報道陣に「散りぬべき時知りてこそ...」 細川ガラシャの句引用に大ブーイング「もしかして喧嘩売ってる?」

J-CASTニュース / 2024年4月10日 16時44分

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退職届提出後に記者会見を開いた静岡県の川勝平太知事。辞世の句に関する質問も出た(写真は静岡県庁の動画から)

静岡県の川勝平太知事が2024年4月10日午前、県議会議長に退職届を提出した。

川勝知事をめぐっては、1日に新規採用職員に対して行った訓示で、職業差別ともとれる発言があったとして批判が相次いでおり、2日には6月県議会をもって辞職する意向を示していた。退職届を提出した際に引用した一句をめぐり、波紋が広がっている。

「暴言を繰り返して辞任に追い込まれるまで居座った川勝さんとは何の関係もない歌だろ」

6月での辞職を表明していた川勝知事だが、騒動から約10日後の10日午前、県議会議長の中沢公彦氏に直接辞表を提出した。予定を前倒ししての辞表提出となった。提出から30日後に自動的に失職することから、後任を決める知事選は5月9日告示、26日投開票となる見通しだ。

SNSでは、辞表提出直前の川勝知事の行動に疑問の声が相次いでいる。県庁に姿を現した川勝知事は、報道陣の前で「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」とすると、「細川ガラシャです」。織田信長に謀反を起こした戦国時代の武将・明智光秀の三女で、細川忠興の正室・細川ガラシャの辞世の句をそらんじた。

ガラシャと忠興とは仲睦まじい夫婦であったが、父である明智光秀が起こした本能寺の変により、ガラシャは「逆臣の娘」としてその立場を追われるようになる。キリシタンだったガラシャは、敵軍の人質となることを拒み、家老に介錯を求めて自害。その際にこの句を詠んだとされている。現代語訳では、「花も人も、散りどきを心得るからこそ美しい」などとされる。

川勝知事のパフォーマンスには、反省の色が見られないとする批判の声が相次いだ。発言の意図はわからないものの、自身も花のように「散りどきを心得ている」と自賛するものではないかとする見方が少なくないようだ。

「なんというか、訓示で職業差別発言で炎上した挙げ句、辞職に追い込まれ、ボーナスもらうのかと聞かれてニヤニヤ会見した後に辞表提出して、細川ガラシャの句を引用して、最後まで『俺はお前らとは違う』を滲み出させて、やったことはリニア反対運動とか...静岡県民がなぜ、このような破廉恥な人物を?」
「花は散るべき時を知っているからこそ美しい・・・って、暴言を繰り返して辞任に追い込まれるまで居座った川勝さんとは何の関係もない歌だろ」
「『花は散るときを知っているからこそ花として美しい。人間もそうであらなけれならない。今こそ散るべきときである』という意味です。もしかして喧嘩売ってる?」

「懐かしい方」を「無視するのもご無礼だと思い、とっさに出てきた」

退職届提出後に開いた記者会見で、辞世の句を口にした意図を問われた川勝知事は、

「今日はここ(記者会見)でしか、一言もしゃべる予定がなかったが、懐かしい方がそこにいらしたので、思わず......。無視するのもご無礼だと思い、とっさに出てきた」

と説明。さらに

「素晴らしい辞世の句だと思う。ガラシャというのはキリスト者、カトリック。だから自殺するわけにもいかないが、辱しめを受けないために死を決意した。その死の決意の時に、泣き叫ぶわけでもなく逃げるわけでもなく......」

などと続け、この辞世の句は「感動的」だと説明した。「それは昔から行動規範として持っているものだ」とも話した。

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