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退職代行「入社1か月未満で利用」4割強の現実 「自分は不遇だ」と気づきやすい環境になっている

J-CASTニュース / 2024年4月12日 12時0分

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入社したばっかりだけど、もう耐えられない

依頼者の代わりに退職手続きを進める「退職代行」サービスを利用した人の約4割が、入社1か月未満だった――。こんな内訳をJ-CASTニュースBizに明かすのは、「退職代行モームリ」を運営するアルバトロス(東京都大田区)の代表・谷本慎二さんだ。

詳しく聞くと、2024年4月1日~10日までの依頼件数481件のうち、208件(43%)が入社1か月未満の人だったという。ごく短期間の勤務で、退職代行を利用するに至った理由とは。

例年3~5月は利用増

「退職代行モームリ」は、弁護士監修のもと業務を行っている。労働組合と提携しており、依頼者の代わりに会社と交渉可能だ。依頼主が正社員や契約社員、派遣社員なら2万2000円、パートやアルバイトは1万2000円でサービスを利用できる。

前出の谷本さんによれば、例年3~5月は利用増の傾向に。仕事が始まる月曜日や大型連休の休み明けの日も、かなり増える。入社1か月未満の人からの依頼が増えるのは、インターネットで自らの境遇の不遇さに気づきやすい環境になっているからだという。

また、労働環境がひどければ不満を吐露することもできる。「SNSの普及が、転職を後押ししている風潮もあるかと思います」

さまざまな退職理由を確認してきた谷本さん。信じがたいような労働環境や違法な対応をしている企業が散見されるという。こうした企業がある限り、退職代行サービスがなくなることもないと指摘する。

以前に比べると、簡単に退職する人が増えている印象もある、それは時代の変化でもあるため、受け入れる企業も考え方を変えなければならないと谷本さんは話す。「退職代行が無くなることが一番ですが、現状では多くの苦しんでいるかたがいる現実がある」と説明した。

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