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ゴールボール男子、中国の弱点つくシュートで決勝へ…宮食行次「相手がびっくりしていたと思う」

読売新聞 / 2024年9月5日 10時14分

男子準決勝の中国戦で、ゴールを決める宮食行次(4日)=木佐貫冬星撮影

 パリパラリンピックは第8日の4日、ゴールボール男子準決勝で、日本が中国を13―5で破り、初の決勝進出を果たした。序盤から得点を重ねて前半を8―2で折り返すと、後半も押し気味に試合を進めて快勝した。5日の決勝では、ウクライナと対戦する。

データ分析が的中、シュートの軌道に変化

 男子日本代表が初の世界一に向け力強く前進した。先月29日の1次リーグ初戦で6―7と競り負けた難敵との再戦となったが、対策が的中し、世界ランク6位の日本が同3位の中国を圧倒した。

 日本のスタメンは左から 宮食 みやじき行次(コロプラ)、田口侑治(リーフラス)、金子和也(Sky)の3人で攻撃力の高い布陣。この日は、大型レフトの宮食が開始30秒過ぎに早々と先制すると、チームの2点目、3点目、4点目と面白いように決めた。

 宮食は初戦ではあまり見せなかった大きく弾むバウンドボールを多用するなど、シュートの軌道に変化をつけた。チームの分析班が日本戦以外も含めた中国の全試合のデータを収集・分析し、守備時に高いボールへの対応が甘いことを見つけた。そのデータを基に、弱点を徹底的に突くプランが成功した。「1次リーグであまり見せていなかったので、(シュートに)相手がびっくりしていたと思う」と宮食は振り返った。

左利きの金子、回転とスピードあるシュート

 海外チームにもあまりいない左利きの金子もデータを頭に入れつつ、独特な回転でスピードもあるシュートを放って何度もネットを揺らした。高さと速さを兼ね備えた日本の攻撃には勢いがあった。

 前回2021年東京大会では、準々決勝で中国に屈してメダルを逃した。3年前の悔しさを晴らし、一つ壁を越えた。「金メダルに手が届く所にきた。絶対につかみたい」と宮食。チーム全員の強い思いだ。(畔川吉永)

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