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野党「総裁選の公約違反だ」「憲法違反の疑いある」…衆院選にらみ対決姿勢鮮明に

読売新聞 / 2024年10月2日 9時0分

石破内閣が発足し、記念撮影に臨む石破首相(中央)ら(1日夜、首相官邸で)=川口正峰撮影

 第214臨時国会が1日召集された。与野党は会期を巡り、召集日当日まで合意できず、採決にもつれ込む異例の展開となった。間近に迫る衆院選もにらんで野党は早くも対決姿勢を強めており、石破内閣にとっては多難な船出となった。

 自民党の坂本哲志国会対策委員長は1日、立憲民主党の笠浩史国対委員長と国会内で会談。会期を10月9日までとし、4日に石破首相による所信表明演説、7、8日に与野党による代表質問、9日に党首討論を開く日程案を示した。笠氏は7日以降の提案を拒否し、党首討論ではなく、十分な審議時間が確保できる予算委員会の開催を求めた。

 与野党は最後まで折り合えず、衆参両院の本会議で野党の反対討論まで行った後、採決となり、与党の賛成多数で9日までの会期が決まった。同様の採決に至ったのは、衆院では2011年9月の臨時国会以来。参院では、会期に関して初の記名投票となった。

 野党が予算委を要求するのは、自民の総裁選中に石破首相が予算委の開催に理解を示していたことが背景にある。野党は「総裁選の公約違反だ」(共産党・穀田恵二国対委員長)などと反発を強めている。ただ、9日までの会期では、予算委の開催は困難との見方が出ている。

 首相が、首相就任前の9月30日の時点で衆院選を行う方針を表明したことに対しても、野党は批判の矛先を向けている。立民の野田代表は1日の街頭演説で、「持っていない『伝家の宝刀』を抜くのは憲法違反の疑いがある」と強調した。

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