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「長崎のかくれキリシタン信仰用具」など5件、重要民俗文化財への指定を答申

読売新聞 / 2025年1月24日 18時35分

聖像や占い具などで構成される「長崎のかくれキリシタン信仰用具」(長崎県提供)

 文化審議会は24日、2218点からなる「長崎のかくれキリシタン信仰用具」(長崎市など)を重要有形民俗文化財に、「白鳥の拝殿おどり」(岐阜県郡上市)など4件を重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学相に答申した。

 信仰用具は長崎県内各地のかくれキリシタンが住む集落で使われた。信仰対象の聖像、聖画、コンタツ(ロザリオ)、祭祀さいしや儀礼で使われた占い具、護符などで構成される。日本でのキリシタン信仰の変遷や九州の民間信仰の様相を考える上で貴重とされた。

 他の答申は次の通り。

 【重要無形民俗文化財】瀧山寺(たきさんじ)鬼祭り(愛知県岡崎市)、吉田祭(よしだまつり)のお練り行事(愛媛県宇和島市)、岩川の弥五郎人形行事(鹿児島県曽於市)

 【登録有形民俗文化財】利根川中下流域の川船及び関連用具(千葉県)

 【登録無形民俗文化財】大館のとんぶり製造技術(秋田県大館市)、敦賀のおぼろ昆布製造技術(福井県敦賀市)

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