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原油先物は10カ月ぶり高値近辺、需給逼迫観測で

ロイター / 2023年9月20日 11時8分

原油先物価格は20日午前の取引で上昇し、前日付けた10カ月ぶり高値近辺で推移している。写真は2022年3月、ポルトガルのリスボンで撮影(2023年 ロイター/Pedro Nunes)

Yuka Obayashi

[東京 20日 ロイター] - 原油先物価格は20日午前の取引で上昇し、前日付けた10カ月ぶり高値近辺で推移している。米原油在庫の予想以上の減少や米国のシェール石油の生産低迷を受け需給逼迫観測が広がっている。

北海ブレント先物は、0034GMT(日本時間午前9時34分)時点で0.06ドル(0.1%)高の1バレル=94.40ドル。前日は11月以来の高値となる95.96ドルを付けた。

米WTI先物は0.29ドル(0.3%)高の91.49ドル。前日は10カ月ぶりの高値93.74ドルを付けた。

市場関係者によると、米石油協会(API)の直近在庫統計では、米原油在庫は先週約525万バレル減少した。ロイター調査でアナリストは220万バレルの減少を予想していた。

サウジアラビアの減産やロシアの輸出減が当面続くと見込まれる中、米在庫の大幅減少やシェール石油の生産低迷が需給懸念を一段と強めているという。

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