ガザ北部3病院が避難支援要請、計画進行中＝ＷＨＯ

Emma Farge

[ジュネーブ ２１日 ロイター] - 世界保健機関（ＷＨＯ）は２１日、パレスチナ自治区ガザ北部にある３病院から患者の避難支援の要請を受けたとし、避難に向けた計画が進行中だと明らかにした。

ＷＨＯのリンドマイヤー報道官はジュネーブで行われた記者会見で、ガザ最大のシファ病院のほか、インドネシア病院とアルアハリ病院から患者の避難支援の要請を受けたと述べた。ただ、ガザ南部の病院はすでに満床になっているとし「重要なのはどこに避難するかということだ」と語った。

同じ記者会見で国連児童基金（ユニセフ）のエルダー報道官は、過密状態になっている避難所で集団感染のリスクが高まっており、子供の死亡率が上昇する可能性があると警告した。