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イケア親会社やJERA傘下企業、ノルウェー洋上風力発電事業を落札

ロイター / 2024年3月21日 11時51分

 3月20日、ノルウェー政府による初の北海での洋上風力発電事業の競争入札が行われ、家具小売店イケアを運営するインカ・グループや、日本の発電大手JERAの子会社で構成する共同事業体ベンティルが落札した。写真はJERAの火力発電所。愛知県で13日撮影(2024 ロイター/Yuka Obayashi)

Nora Buli

[オスロ 20日 ロイター] - ノルウェー政府による初の北海での洋上風力発電事業の競争入札が行われ、家具小売店イケアを運営するインカ・グループや、日本の発電大手JERAの子会社で構成する共同事業体ベンティルが落札した。ノルウェー石油・エネルギー省と関係各社が20日に発表した。

政府は北海の海底に風力タービンを固定し、1500メガワット(MW)の発電容量を設ける利権について入札を実施。2040年までの大規模な洋上発電開発の出発点になると期待している。オースラン石油・エネルギー相は「洋上風力発電に対する政府の意欲にとって画期的な出来事だ」と語った。

ノルウェーは温室効果ガスの排出削減に向けて化石燃料からの脱却を目指し、40年までに洋上風力発電の設備容量を3000MWとする目標を掲げている。

ベンティルはインカが49%の株式を保有し、残りはベルギーの洋上風力発電大手パークウインドが握る。東京電力と中部電力が折半出資するJERAがパークウインドの過半数の株式を保有している。

ベンティルは最初に設置する風力タービンが30年に稼働する見通しを示す半面、風力発電所の具体的な工期やコストは明らかにしなかった。

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