1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

台湾輸出受注、2月は前年比-10.4% 米中の需要減響く

ロイター / 2024年3月21日 12時50分

 3月20日、台湾経済部が発表した2月の輸出受注は前年同月比10.4%減の377億3000万ドルと、ロイターがまとめた予想の1.3%増を下回った。写真は台湾の基隆にある港で2020年6月撮影(2024 ロイター/Ann Wang)

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した2月の輸出受注は前年同月比10.4%減の377億3000万ドルと、ロイターがまとめた予想の1.3%増を下回った。旧正月の休暇で営業日数が少なく、生産が限定されたほか、中国と米国からの大幅な需要減が響いた。

人工知能(AI)関連の需要が好調だが、地政学上の不透明感と高金利が先行きに影を落としている。

1月は1.9%増だった。

経済部は声明で、「新しいハイテクツールの需要が引き続き伸びており、全体の減少を一部相殺した」と指摘。また、一週間にわたる旧正月の休暇が、昨年は全日1月だったのに対し、今年は2月になった。

多くがAI革命の原動力となっている台湾製サーバーの受注は8カ月連続で増加した。

3月の輸出受注見通しは前年比0.9─5.2%増とし、第2・四半期にプラスに転換する確率が高まったとした。

年初は例年、台湾ハイテク製品の発注が低迷する。

今後のリスクとしては、米欧の金利上昇、米中貿易摩擦、より広範囲な地政学的不透明感などを挙げた。

輸出受注の内訳は、通信機器が前年比11.3%減、電子製品が4.3%減。

中国からの受注は5.5%減(前月は28%増)。米国からの受注は5.8%減(同2.7%増)。欧州からの受注は35.6%減(同50%減)、日本からの受注は28.0%減(同21.2%減)だった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください