ＶＷ、モービルアイの新自動運転支援機能を高級量産車に導入へ

　３月２０日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンは、自動運転技術を手がけるイスラエルのモービルアイ・グローバルとの提携を深め、同社の新たな自動運転技術を量産車に導入すると発表した。米テネシー州で２０１５年撮影（２０２４年　ロイター／Tami Chappell）

[２０日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）は２０日、自動運転技術を手がけるイスラエルのモービルアイ・グローバルとの提携を深め、同社の新たな自動運転技術を量産車に導入すると発表した。

モービルアイは自社の運転支援プラットフォーム「スーパービジョン」 と「ショーファー」をベースにした自動運転ソフトウエアをＶＷの「アウディ」、「ベントレー」、「ランボルギーニ」、「ポルシェ」などの高級車ブランドに提供する。

提供する技術には、複数車線の幹線道路での自動追い越し、赤信号や一時停止標識での自動停止、交差点やラウンドアバウトでの支援といった幹線道路や市街地での運転支援システムが含まれており、いずれＶＷのソフト部門カリアドに統合される予定。モービルアイはＶＷの商用車部門にも自動運転ソフトを提供する計画。

ＶＷは、ゆくゆくは自前のソフトウエアシステムを全面的に導入することを目指している。