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英総合PMI、3月速報52.9に低下 物価圧力なお強く

ロイター / 2024年3月21日 19時31分

 21日に発表されたS&Pグローバル/CIPSの3月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値はわずかに低下したが、好不況の分かれ目である50を5カ月連続で上回った。ロンドンで2016年10月撮影(2023年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 21日 ロイター] - 21日に発表されたS&Pグローバル/CIPSの3月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.9で2月の53.0からわずかに低下、ロイターがまとめたエコノミストの予想53.1を下回った。ただ好不況の分かれ目である50を5カ月連続で上回り、英国が昨年後半に突入した浅い景気後退から脱しつつある兆候を示した。

S&Pグローバルは、これまでのPMIの推移を踏まえ、第1・四半期の国内総生産(GDP)は0.25%程度拡大する可能性が高いと指摘した。

総合PMIは、インフレ圧力の一段の緩和は示さなかった。

投入価格は2月の6カ月ぶり高水準からやや低下したが、販売価格は2023年7月以来の高水準に上昇した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「3月のPMIは、基調的な物価上昇圧力の高まりを警告し、賃金インフレ緩和の確固たる兆候が見られるまで、利下げを控えるべきとの声が高まるだろう」と述べた。

前日発表の2月のCPIは前年比上昇率が3.4%に鈍化し2021年9月以来の低水準となったが、サービス・インフレは依然として高止まりしている。

サービス部門PMIは53.8から53.4に低下し、3カ月ぶりの低水準。雇用と新規受注が落ち込み、新規受注は11月以来の低水準となった。

半面、製造業PMIは47.5から49.9に上昇し50目前まで回復した。

ただし、投入価格指数は1年ぶりの高水準となり、販売価格も5月以来最も速いペースで上昇した。

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