ベライゾン、1─3月利益が予想超え プラン好評で契約者減は鈍化

米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが２２日発表した第１・四半期決算は、特殊要因を除く１株利益が１．１５ドルと、ＬＳＥＧがまとめた市場予想の１．１２ドルを超えた。写真はニューヨークで２０２１年１１月撮影（２０２４年　ロイター／Andrew Kelly）

Harshita Mary Varghese

［２２日　ロイター］ - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが２２日発表した第１・四半期決算は、特殊要因を除く１株利益が１．１５ドルと、ＬＳＥＧがまとめた市場予想の１．１２ドルを超えた。

第１・四半期のワイヤレス契約者数は１５万８０００人減で、前年同期の２６万３０００人減からやや落ち込みが縮小した。

顧客がそれぞれのニーズに応じて料金プランを設定できる「マイプラン」が好評を博しているほか、ネットフリックスなど動画配信サービスの割引などが、契約者減少の鈍化や、予想を上回る利益につながった。

ただ売上高は３３０億ドルで、市場予想の３３２億４０００万ドルには届かなかった。新しい端末に目玉となるような性能向上が見られていないほか、景気の先行き不透明感から、機種変更件数が引き続き減少傾向だという。