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スペースX、昨年の従業員負傷率が業界平均上回る

ロイター / 2024年4月23日 7時42分

米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは昨年、製造施設における従業員の負傷率が業界平均を上回った。米国労働安全衛生局(OSHA)のデータをロイターが確認した。写真は米カリフォルニア州ホーソーンで2018年9月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

Marisa Taylor

[ワシントン 22日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは昨年、製造施設における従業員の負傷率が業界平均を上回った。米国労働安全衛生局(OSHA)のデータをロイターが確認した。

このデータによると、一部のスペースXの施設では負傷率が2022年よりも高くなったことも分かる。例えばテキサス州ブラウンズビルの施設は、昨年が従業員100人当たり5.9人で、22年は4.8人。業界平均は0.8人だ。

こうした負傷率の高さを受けてロイターが調べたところでは、少なくとも報告されていない負傷事案が600件あったことも判明した。その中には1件の死亡事故や、複数の重傷事故などが含まれている。 

専門家は、高い負傷率は生産の質の低さを意味することも考えられる以上、スペースXの顧客である米航空宇宙局(NASA)などは同社の作業工程の質について関心を持つべきだと指摘した。

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