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カナダ経済は11月も成長継続、オミクロン拡大でも利上げ路線不変か

ロイター / 2021年12月24日 8時48分

12月23日、カナダ統計局が発表した11月の実質国内総生産(GDP)速報値は前月比0.3%増と、6カ月連続の増加となった。トロントで4月撮影(2021年 ロイター/Chris Helgren)

[オタワ 23日 ロイター] - カナダ統計局が23日発表した11月の実質国内総生産(GDP)速報値は前月比0.3%増と、6カ月連続の増加となった。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染は広がっているが、経済が堅調なため、中央銀行が利上げ路線を修正する公算は小さいとみられる。

10月のGDPは0.8%増と、市場予想と一致。9月のGDPの伸び率は0.1%から0.2%に改定された。

統計局によると、11月の成長率を踏まえたGDPはコロナのパンデミック(世界的大流行)前をわずか0.1%下回る水準まで回復している。アナリストらによると、第4・四半期のGDP成長率はカナダ銀行(中銀)の予測を上回る可能性がある。

キャピタル・エコノミクスのカナダ担当シニアエコノミスト、スティーブン・ブラウン氏はリポートで「中銀はコロナの状況悪化による新たな混乱について、それほど懸念していないかもしれない」と分析した。

カナダの複数の州はコロナ対策の新たな規制を導入しているが、ブラウン氏は、影響は一時的なものにとどまり、中銀の金融引き締め路線の「先送りにはつながらないだろう」と述べた。

中銀のマックレム総裁は今月、カナダ経済の緩みは大幅に縮小したと述べている。

短期金融市場は中銀が来年3月に利上げを開始するとの見方を織り込んでいる。これより前倒しで実施すると見込む向きも増えている。

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