米副大統領のベトナム訪問に遅れ、ハノイで「原因不明の健康事案」
ロイター / 2021年8月25日 7時44分
8月24日、在ベトナム米国大使館は、ハノイで原因不明の健康事案が確認されたことを受け、シンガポールを訪問中だったハリス副大統領のベトナムへの出発時間が3時間遅延したと発表した。写真は同日、シンガポールからベトナムに向かうハリス副大統領(2021年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ハノイ 24日 ロイター] - 東南アジア歴訪中のハリス米副大統領が24日、ベトナムの首都ハノイに到着した。ハノイでハバナ症候群との関連が疑われる「原因不明の健康事案」が確認され、シンガポールの出発が3時間遅れていた。
米ホワイトハウスのサキ報道官によると、ハバナ症候群の症例がハリス氏の出発前にベトナムで報告されたが、確認されていないという。ハリス氏の出発前に安全性の確認が行われたという。
現地の米国大使館によると、副大統領府はハノイでの最近の「原因不明の健康事案(Anomalous health incident)」の報告について説明を受けた。
米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は7月、これまでに約200人の米当局者やその親族がハバナ症候群で体調を崩し、その中に約100人のCIA職員とその家族が含まれると述べた。
ハバナ症候群はめまい、耳鳴り、頭痛、記憶障害などの症状を伴い、2016年にキューバの米大使館で初めて報告された。
ハリス氏のベトナム到着が遅れる中、ベトナムのファム・ミン・チン首相は中国の駐ベトナム大使と会談。チン首相は大使に対し、ベトナムは特定の国と協調して他国に対抗することはないと述べた。同会談の予定は事前に公表されていなかった。
ハリス副大統領はシンガポールで行ったスピーチで、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると批判していた。
この記事に関連するニュース
-
バイデン政権、薄氷の中東対応 防衛支援と同時に反撃自制促す「制御不能の恐れも…」
産経ニュース / 2024年4月15日 13時4分
-
ハバナ症候群、原因は音響兵器で実行部隊はロシア軍秘密機関「29155部隊」だった?
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月2日 23時5分
-
ハバナ症候群をロシアと関連付けた報道、「根拠ない」と報道官
ロイター / 2024年4月1日 19時38分
-
ハバナ症候群、ロシア軍情報部隊の兵器が原因か=調査報道サイト
ロイター / 2024年4月1日 16時3分
-
ハリス米副大統領がグアテマラ大統領と会談、難民流入への対処であらためて合意(米国、グアテマラ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月29日 1時10分
ランキング
-
1「プーチンおやじ」の機嫌を取り、「張り子のクマ」ロシアと抱き合う中国の本音
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月26日 17時4分
-
2元大物映画プロデューサーの有罪判決破棄 告発の女優ら激怒 米国
AFPBB News / 2024年4月26日 16時3分
-
3ガザ休戦案で協議か=エジプト代表団がイスラエル入り
時事通信 / 2024年4月26日 23時11分
-
4「中国が米大統領選干渉」 ブリンケン国務長官
共同通信 / 2024年4月26日 23時32分
-
5「駐日米大使の醜聞もみ消し」 トランプ氏の公判で証言
共同通信 / 2024年4月26日 15時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください