日経平均は大幅反落800円超安、前日の上昇をほぼ帳消し
ロイター / 2024年4月25日 16時18分
4月25日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比831円60銭安の3万7628円48銭と反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Mayu Sakoda
[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比831円60銭安の3万7628円48銭と反落して取引を終えた。前日に大幅高になった反動で、幅広い業種で戻り待ちの売りが先行した。あすの日銀会合の結果発表と来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日米の主要企業決算も控えて警戒ムードも広がった。日経平均は前日の上昇分907円がほぼ帳消しになった。
日経平均は394円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、後場に855円安の3万7604円23銭で安値をつけた。時間外取引での米株先物3指数が下落したことも影響した。フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズの株価が決算発表後に時間外取引で大幅安となり、東京株式市場でもハイテク株や半導体株の売りを誘った。
東証株価指数(TOPIX)は1.74%安の2663.53ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.74%安の1370.9ポイント。プライム市場の売買代金は3兆9669億3700万円だった。東証33業種では全業種が値下がりし、電気・ガス、鉱業、輸送用機器、不動産、電気機器、精密機器などが値下がり率上位に入った。
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「昨日の大幅高に加え、1─3月に日本株が急騰した後の調整が続いている。今週、来週は主要企業の決算など重要イベントを控えており、上値を追いづらい」との見方を示した。
主力株では、指数寄与度の高いファーストリテイリング、東京エレクトロンは3%超安となり、2銘柄で日経平均を約268円押し下げた。ソフトバンクグループ、信越化学工業、中外製薬もさえなかった。エーザイ、アルプスアルパインはしっかりだった。
前日に決算を発表した銘柄は、キヤノンが3.43%安、ファナックが8.42%安だった。市場予想を下回ったことが嫌気された。市場では「これから決算が本格化するが、全体的に慎重的な見方が広がり雲行きが怪しくなってきている」(国内証券ストラテジスト)との声もあった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.36%安の640.12ポイントと、反落した。きょうグロース市場に新規上場したコージンバイオは公開価格を6.84%上回る2030円で初値を付け、2375円まで上昇、2370円で引けた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが234銘柄(14%)、値下がりは1389銘柄(84%)、変わらずは28銘柄(1%)だった。
*4段落目の文章を修正して再送します。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 38460.08 41087.75 32693.18
-819.03 2024/3/22 2024/1/4
シカゴ日経平均先物当限 38185(円建て)
この記事に関連するニュース
-
日経平均は反落、米株安やFOMC警戒で 個別物色は活発
ロイター / 2024年5月1日 15時44分
-
午前の日経平均は反落、一時700円超安 前日の上げの反動強まる
ロイター / 2024年4月25日 12時10分
-
日経平均は続落、米CPI経て早期利下げ観測が後退 円安は支え
ロイター / 2024年4月11日 15時36分
-
日経平均は3日ぶり反落、米CPI控え持ち高調整の売り優勢
ロイター / 2024年4月10日 15時27分
-
午前の日経平均は反落、米CPI前に持ち高調整 中小型株に物色も
ロイター / 2024年4月10日 11時57分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
3日銀がこれほどまで円安を「無視」する3つの理由 「為替は管轄外」では、結局うまくいかない?
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 8時30分
-
4いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
5相鉄線「屈指の閑散駅」ついに一新へ! 大幅イメチェン&新改札も 完成時期は?
乗りものニュース / 2024年5月4日 8時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください