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米EVルーシッド、サウジ政府系ファンドから10億ドル調達へ

ロイター / 2024年3月26日 12時39分

3月25日、米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループはサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の関連会社アヤル・サード・インベストメント・カンパニー(ATIC)から、10億ドルの資金を調達すると発表した。米カリフォルニア州で昨年10月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[25日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループは25日、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の関連会社アヤル・サード・インベストメント・カンパニー(ATIC)から、10億ドルの資金を調達すると発表した。

米証券規制当局に提出した書類によると、ATICは10億ドルの転換優先株を購入する計画で、これを約2億8000万株の株式に転換することが可能。

ルーシッドは調達資金を運転資金や設備投資に充当する意向を示した。

新興EV企業は現在、需要の伸び鈍化やEV大手テスラが始めた価格競争によって打撃を被り、生き残りに苦心している。ルーシッドもそうした1社だが、今回の資金調達は、サウジを後ろ盾とする同社の優位性を浮き彫りにした。

サウジ政府はルーシッド株の約60%を保有。石油依存型経済からの脱却を目指す戦略の一環として同社に数十億ドルを投資している。

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