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中国万科、負債削減とキャッシュフロー拡大目指す

ロイター / 2024年3月29日 16時17分

 3月29日、中国の不動産開発大手、万科企業は、負債を削減し、不動産開発以外の事業からの収入を増やすことでキャッシュフローの拡大を図る方針を示した。2016年8月撮影(2024年 ロイター/Bobby Yip/File Photo)

Clare Jim

[香港 29日 ロイター] - 中国の不動産開発大手、万科企業は29日、負債を削減し、不動産開発以外の事業からの収入を増やすことでキャッシュフローの拡大を図る方針を示した。今年と来年は市場の調整で利益率が圧迫されるとの見通しを示した。

28日発表した2023年通期決算は、為替の影響と資産・金融商品価値の変動を除いた中核利益が前期比50.6%減の98億元(13億6000万ドル)だった。

郁亮会長は29日の決算会見で、今後2年間で有利子負債を1000億元削減する考えを示した。同社は不動産サービス、賃貸住宅、ロジスティクスなどの事業の収益も拡大したいとしている。

万科の株価は午前の取引で3.8%下落し、14年10月以来の安値を付けた。

万科によると、深センの国有資産監督当局が資産売却やプロジェクトへの協力など、同社のキャッシュフローを支援するために複数の国有企業と調整している。全ての計画が実行されれば、100億元以上の流動性を確保できるという。

またシンジケートローンを含む資金調達について銀行と協議している。

祝九勝最高経営責任者(CEO)は「(資金調達は)圧力に直面しているが克服する」と語った。

銀行が方針を変更して新規融資の担保として投資用不動産を差し入れるよう求めているほか、販売代金の多くはエスクロー口座に保管されているため、キャッシュフローに圧力がかかっていると説明した。

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