国連のＡＩ報告書、政府対応のギャップ解消へ＝技術特使

国連のアマンディープ・シン・ギル技術特使は、国連の人工知能（ＡＩ）に関する中間報告書は各国政府および民間セクターがガバナンス（統治）、リスク、機会についてより深く考えるきっかけになると述べた。７月１８日撮影（２０２３年　ロイター/Brendan McDermid/File Photo）

Supantha Mukherjee

[ストックホルム ３１日 ロイター] - 国連のアマンディープ・シン・ギル技術特使は、国連の人工知能（ＡＩ）に関する中間報告書は各国政府および民間セクターがガバナンス（統治）、リスク、機会についてより深く考えるきっかけになると述べた。

国連のグテレス事務総長は先週２６日、ＡＩの国際的ガバナンス問題に取り組む国連諮問委員会の創設を発表。諮問委員会は年内に暫定的な提言を、来年夏までには最終提言を発表する。

ギル氏はロイターに対し「われわれは国境を越えた既存のガバナンスの対応状況を調査し、どこにギャップがあるのか、そしてギャップがないようにガバナンスの対応をどのように結びつけることができるのかを検討する必要がある」と指摘。国連は各国が一堂に会し、基準がどのように適用されているのか、または改訂する必要があるのかを議論する場を提供するとした。