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米LA火災で避難呼び掛ける誤報2回 当局謝罪

AFPBB News / 2025年1月11日 12時11分

米カリフォルニア州ロサンゼルスで、郡の緊急管理当局による避難警告の訂正を表示する携帯電話の画面(2025年1月10日撮影)。(2025年1月10日撮影)。(c)Chris DELMAS/AFP

【AFP=時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の緊急管理当局は10日、前例のない山火事の被害が広がっているロサンゼルス市内で誤った避難警報が2回発信され、住民の間でパニックを引き起こしたとして謝罪した。

9日午後、数百万人の携帯電話にアラートが鳴り響き、「ロサンゼルス郡消防局からの緊急メッセージです。お住まいの地域に避難警告が発令されました」「避難の準備をしてください。家族、ペット、生活必需品を集めてください」との自動メッセージが広範囲にわたって発信された。危険な地帯から遠く離れた地域も含まれていた。

20分後に訂正され、この警報はロサンゼルス市北方で新たに急速に広がっているケネス地区の火災にのみ適用されるとの説明があった。



しかし、同様の誤報による警報は10日午前4時ごろにも再び送信された。

ロサンゼルス郡緊急管理局の責任者、ケビン・マクゴーワン氏は会見で、自動アラートの誤報について「言い表せないほど申し訳なく思っている」と謝罪した。

対象地域外にも警報メッセージが送信された原因について、専門家と調査を進めていると明らかにした上で、「携帯電話の緊急アラートメッセージの受信を無効にしないでほしい」と要請。

「こうした警報ツールの受信は非常にフラストレーションがたまり、耐え難いほど恐ろしい思いをさせるが、緊急時に命を救ってきた」と訴えた。

ロサンゼルスの高級住宅地パシフィック・パリセーズとアルタデナ周辺で発生した大規模な火災では、これまでに約140平方キロが焼失し、数千棟の建物が焼け、10人が死亡。現在、地域全体で約15万3000人に強制避難命令が出されている。

多くの市民にとって、緊急アラートシステムは、火災発生と、避難の必要性を初めて知る手段になっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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