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空前のクルーズブーム到来! 「お見送りイベント」に参加できる港も 感動的な出港シーンを体験してみて

オールアバウト / 2024年4月24日 18時15分

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2023年、世界のクルーズ人口が過去最高を記録。日本の港にもクルーズ船が多く寄港し、官民連携の施策も開始しています。2024年は、クルーズがより注目を集めそう。GWは各地に寄港するクルーズ船を見学したり、感動的な出港シーンを体験してみては?

2023年、世界のクルーズ人口は、コロナ禍前の2019年を超え、過去最高の3150万人超を記録。新型コロナウイルスの影響で500万人を割り込んだところから、V字回復しています。クルーズ市場でも日本の人気は高く、多くの外国客船が寄港、あるいは日本発着クルーズを実施しています。

日本のクルーズ人口は、外国客船の受け入れ再開が2023年3月からとなったこともあり、2023年は約20万人の予想。ただ2027年には50万人を目指すなど、国内でもクルーズの注目がますます高まりそうです。長崎に停泊中のダイヤモンド・プリンセス。街の風景に溶け込む

クルーズをより身近に。官民連携の「クルーズdeツナグ・プロジェクト」も発足

クルーズ市場が活気を取り戻す中、官民連携の初の取り組み「クルーズdeツナグ・プロジェクト」も2024年2月に発足。全国クルーズ活性化会議(会長:久本喜造 神戸市長)が主催し、旅行業・クルーズの団体および国土交通省・観光庁などが協力した同プロジェクトは、「クルーズにより旅客と寄港地の人々、港と港、日本と世界をつなぐ」がテーマです。

船内で行われた「クルーズdeツナグ・プロジェクト」の北陸支援の記者発表。神戸市長、国土交通省港湾局長、関連団体代表らが参加(2024年4月15日)具体的には、クルーズの魅力を知ってもらうため、全国の港でクルーズセミナーや船内見学会などのイベントを開催。取材時も神戸ポートターミナルに停泊中のオランダ船「ウエステルダム」の船内見学が市民向けに開かれていました。

オランダ船籍のウエステルダム(神戸市提供)神戸市民向けに実施されたウエステルダムの船内見学の様子。ビュッフェレストランにて(神戸市提供)今後も全国の港で客船フェスタやセミナーなどが予定されているとのこと。船内に一歩足を踏み入れると別世界が広がります。機会があればぜひ参加をしてみましょう。

能登半島地震で甚大な被害を受けた北陸を応援する取り組みも

全国の港では、北陸の観光動画を放映し、資料を置くなど、北陸復興を応援。クルーズ船の船内でも、輪島塗などの北陸の工芸品の販売(郵船クルーズ)、船内ショップに北陸の地場産品のコーナーを新設、収益を寄付(商船三井クルーズ)など、さまざまな取り組みが始まっています。

神戸ポートターミナルでも、北陸復興応援コーナーが設置されていたまた、日本旅行業協会のJATAクルーズ旅行推進部会は、金沢港に寄港するクルーズ船「コスタ・セレーナ」での昼食会に、輪島市内の中学3年生を招待するイベントを6月に計画。世界中からスタッフが集まる海外さながらの船内は、子どもたちが新たな興味を抱き、将来につながる何かを発見する機会になりそうです。

なお能登半島地震のあった金沢港クルーズターミナルは、3月16日から船の受け入れを開始。2020年開業の新しいターミナルは、体感型で楽しめる施設で、GWを含め夏に向けて多くのクルーズ船が寄港予定で、にぎわいを見せそうです。

GWは港へ。クルーズ船の大きさや美しさを感じ、感動的な出港を体感してみては?

クルーズは乗船するのはもちろんですが、客船を港で見ると想像以上の大きさに驚き、その優雅さに心が躍ります。特に出港の際には、お見送りのイベントが実施されることも多く、なんといってもクルーズの乗客と港で見送る人との「また来るよ~」「また来てね~」という掛け合いや手を振りあう様子は感動的。

クルーズの出港時にはお見送りのイベントが開催される港も多い(徳島県小松島港にて:2024年4月)公園や商業施設として整備され、一般の人が気軽に立ち寄れる港も増えています。

熊本の八代港はくまモンポート八代として公園が整備されている。巨大なくまモンなどのオブジェが人気春から夏にかけては、外国客船も日本に多く寄港します。GW期間中は、横浜・大さん橋には4月27日と5月6日にダイヤモンド・プリンセスとにっぽん丸が2隻同時に入港。4月27日には商業施設が一体化した、横浜・新港ふ頭にウエステルダムが入港予定です。

クルーズ船上から見た「大さん橋」。出港時には汽笛がなり、手を振りあいながら徐々に離れていく神戸のポートターミナルには、4月30日に日本最大級のMSCベリッシマ、5月3日にはコスタ・セレーナが寄港。セレブリティ・ミレニアムは、5月4日にポートターミナルへ寄港した後、新ターミナルがオープンする大阪の天保山客船ターミナルに5月5~6日の間停泊予定です。

ポートターミナルに寄港している船は、ポートライナー車内からも見えて圧巻。GWには日本最大級のMSCベリッシマも各港あるいは自治体の公式Webサイトでは、クルーズ船の入港予定が発表されています。(港によっては乗船客以外は入れないところもあるので事前にお確かめください)

島国にいながらクルーズを知らないなんてもったいない。まずは港に足を運んで、もっと身近に船旅を感じてみてはいかが? 大阪・天保山客船ターミナルに停泊中のダイヤモンド・プリンセスから街を望む。陸から夜景と船を見るのも美しい 

村田 和子 プロフィール
旅行ジャーナリスト。国内・海外旅行、子連れ旅行のノウハウや楽しみ方を、テレビ・新聞・雑誌などの媒体で広く紹介するほか、執筆・講演、宿や地域のコンサルティングを行う。旅を通じて子どもの生きる力を育む「旅育メソッド(R)」の提唱者。
(文:村田 和子)

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