プリンでできた立方体…これが本当の「プリン体」作ってみた！

注目の3人組コントグループ「トンツカタン」のひとりお抹茶さんが、料理の腕をふるって写真をアップして、SNSでバズらせようという企画。連載13回目は「プリン体」。プリン体のイメージを変えるファンシーな立方体ができました。

プリンでできた立方体、これが本当の「プリン体」

【トンツカタンお抹茶のバズらせフード】 #14「プリン体」

「プリン体」って可愛い名前なのに、痛風のイメージが強すぎるのはかわいそう、悔しい。プリン大好きなお抹茶さんが、ファンシー立方体プリン「プリン体」を提案、プリン界に新しい風を吹かせようと立ち上がりました。

立方体プリン、「プリン体」を召し上がれ

こんなに可愛らしい名前なのに

この夏、お家でも気軽に作れるファンシーな立方体を提案します。プリンでできた立方体。その名もプリン体です。プリン体って、元来からだに必要な成分なのに、摂取しすぎると痛風になるとか、健康に良くないイメージがありますよね。名前を聞くだけでもあまり良い気はしませんよね。

でも、よく考えてみて下さい。プリン体ですよ。こんなに可愛らしい名前ありますか。せっかくプリンがついてるのに敬遠されてるなんて、僕は悔しいですよ。だから立ち上がります。プリン体という言葉のイメージを払拭するために。プリン界のために。というわけで善は急げ、膳も急げ。ファンシー立方体プリン「プリン体」を作ります。

カラメルは混ぜてはいけない

まずは、カラメル作り。お鍋にグラニュー糖とお水を入れて煮詰めていきます。注意点。煮詰めるうちに混ぜたくなる衝動がきますが、箸やヘラなどで混ぜないようにして下さい。直接衝撃を加えると、途端に固まってしまいます。外部からの接触に耐性がない箱入り娘のようなものだと思って下さい。

どうしても混ぜたいときは鍋を軽く揺らすなどして対応しましょう。大事に育てていると黄色っぽく色付いてきますので、そこからは焦げないように火加減を見つつお好みの黒さに仕上げます。カラメルが仕上がったら、アルミホイルで作った四角い型に流し込みます。

アルミホイルで作った四角い型にカラメルを

プリン液はなめらかに

続いて、プリン液を作ります。牛乳、お砂糖を鍋に入れて弱火にかけます。鍋の縁がふつふつしてきたら火を止めます。続いて全卵を2つ、卵黄を1つボールで混ぜ合わせ、先ほどの温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜていきます。ついでにバニラオイルも数滴加えます。ザルやこし器を使って2、3回ほど液をこして滑らかにしたら、カラメルを入れた四角い型に流し込みます。余ったプリン液は別の耐熱容器に流し込んで焼き上げて下さい。いやいや液なんだから、そのまま飲んじゃいますよっていう方はそのまま胃に流しこむのもありかもしれません。ただ本当にそれをあなたが許すのであればですが。僕は許したくないです。

全卵を2つ、卵黄を1つボールで混ぜ合わせ

そのまま飲んじゃいたいようなプリン液を

型に流し込みます

50分蒸し焼きに

次に型をバットに並べます。型にアルミホイルで軽くフタをします。バットの半分くらいまで、お湯を注いで、オーブンで160℃で50分蒸し焼きにします。
焼き上がったら粗熱をとり、冷蔵庫で冷やします。最後に冷えたプリンをお皿にうつしたら完成です。

できました！　ファンシー立方体「プリン体」です。いかがでしょうか。なんと美味しそうで可愛い立方体なんでしょうか。愛おしさが止まらないですね。これをプリン体と呼ぶことにすれば、プリン体がとっても可愛らしいイメージになること間違いなしです。

型から出したものをナイフで切ってかたちを整え、可愛い立方体のできあがり

なんでしょうか。ただの四角いプリンじゃないかですって。まさしくその通りです。そうですね。はい。ぐうの音も出ませんよ。でも皆さん想像してみて下さい。夏場のたまらなく暑い日になんとか辿り着いた冷蔵庫の前という名の現代のオアシス、扉を開けると一気に訪れる至福の時間。その中で黄金の輝きを放つ冷たくて美味しそうな四角いプリン。ほら、聞こえませんか。お腹の方から。グーの音が。食べたくなった方はぜひ作ってみて下さい。

文・トンツカタンお抹茶（おまっちゃ）
芸人（生年月日:不明）プロダクション人力舎所属のトリオ芸人「トンツカタン」のボケ担当。2020年8月に本名からお抹茶への改名を機に生年月日が非公開となる。本名は菅原。年齢は32歳。

information

お抹茶presents トンツカタン新ネタライブ「お茶月のトンツカタン」開催！

2022年8月30日(火) 西新宿ナルゲキ（東京）にて。
ここ最近おなじみのトンツカタン新ネタライブを、今回はお抹茶作のネタのみ披露の特別回！

写真・文 トンツカタンお抹茶