Snow Man、爆発的なパフォーマンスと工夫盛りだくさんの演出に釘付け「Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.」ライブレポート。
ananweb / 2022年10月11日 20時0分
1stアルバムの累積売り上げがミリオン突破、9月21日に発売した2ndアルバム『Snow Labo. S2』は92.7万枚超えと快進撃を続けるSnow Man。絶好調の彼らのライブツアーから2022年10月5日横浜アリーナで行った「Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.」をレポートします。
Snow Manの9人が合わさって生み出す化学反応でその一瞬一瞬しか味わえない奇跡のステージに――。
Snow Manのメンバー9人の個性がミックスされると、一体どんな化学反応が生まれるのか。“スノラボ”から生み出されるステージは、その瞬間しか味わえない最高峰の輝きを放つものに――。
「Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.」は、グループ2度めとなる全国アリーナツアー。 “Snow Man はこう!”と決まったイメージを作らずに、バラエティに富んだ楽曲にチャレンジしたアルバム『Snow Labo. S2』を引っ提げて形にしたライブは、オープニングから壮大な実験室のようでワクワクが止まらない。
ステージに設置された滑り台から勢いよく滑り出し、ステージに登場した9人。「横浜、最後まで盛り上がっていこうぜ!!」と渡辺翔太さんが叫べば、岩本照さんは、「最後までブチ上げていこうぜ!」と会場のファンを煽り、息ぴったりに踊り出す。9人が生み出すグルーヴ感がライブへの期待感を高め、“スノラボ”の世界へと誘っていく。
今回のライブ演出は、深澤辰哉さんと阿部亮平さんが担当。Snow Manにとって新しいチャレンジとなったとある楽曲で、阿部さんが考案したすだれ状のカーテンのような舞台装置、通称「スノクラゲ」を使ったパフォーマンスを。セクシーさ全開のボーカルとオリエンタルな雰囲気のトラックが絡み合うなか、クラゲのような9本のカーテンが照明に照らされ、幻想的に色を変えていく。このすだれは、高さ8mと壮大で、非現実的な空間を生み出す。
驚かされたのは、巨大やぐらのムービングステージにメンバーが乗ってのパフォーマンス。こちらは阿部さんが「アイアーチ」と命名。会いに行くという意味やeye(見る)、上から見たときにアルファベットの“I”に見えることが由来だという。その高さは、会場を一望できる12m! エモーショナルな“スノキュン”ラブソングや疾走感溢れるナンバーなど、歌う楽曲によって「アイアーチ」の見え方が変わってくるのが、アーティスト性の高いSnow Manならでは。
とあるメンバーが中心となって考案した衣装では、生地や素材までこだわりぬいたそう。注目は後半に歌う楽曲で着たブラックにゴールドのラメが施されたセクシーな衣装。岩本さんの鍛え上げられた腹筋や渡辺さんのセクシーボディを堪能できるとあって、ファンの間で話題沸騰だ。
『Snow Labo. S2』にはメンバー9人が1人1ジャンルを担当して選曲した楽曲を収録。ライブではサビの「バランすのダンス」はマネする人が急増した、あの曲も披露。ミュージックビデオはSnow Man史上最速で2000万回を突破し、現在は2700万回以上の再生回数となっている。
振付は岩本さんが考案したもので、バランス力が必要となってくるもののマネしやすい振りもあり、体幹トレーニングにうってつけ!? 会場のファンも「#バランすのダンス」を一緒にやる姿も発見!
ジャニーズJr.時代ぶり、久々の導入だというスタンドトロッコで会場を駆け回るなど、ファンのすぐ目の前に登場してファンとの距離感もぐっと縮まったライブ。MCでは佐久間さんがファンの皆さんに「関東在住だよって方?」「地方から来たって方」「Snow Manを生で初めて見たよって方」と質問して、コミュニケーションをとる場面も。改めて、たくさんのファンが来てくれることに感謝していた9人。セットの滑り台を使用するにあたって練習した話では「いちばん上手いのは阿部ちゃん」とのこと。そこから今回のセットや演出の話になり、「スノクラゲ」についてはソーメンみたいと爆笑するメンバー。なぜ「スノクラゲ」と命名したのか阿部さんが明かすなど制作秘話が飛び出す。
そして、盛り上がったのは「君の彼氏になりたい。」での深澤さんのエピソードについて。ダンス中、可愛らしく小首をかしげていた深澤さんが「首がピキッていった!!」と打ち明けると、「もう30歳がやっていい角度じゃない(笑)」と突っ込むラウールさん。最年長の深澤さんへの愛あるいじりが止まらないというおなじみの展開に、会場は大爆笑に包まれる。さらにはこの日は遂にSnow Manが公式Instagram開設を発表し、インスタLIVEを同日21時に実施することをサプライズ発表もあり、歓喜に湧く。アカウントが立ち上がると同時にあっという間にフォロワーが増え、今では100万人を突破中!
どれだけスターになってもファンが身近に感じられる存在であるのがSnow Manの魅力のひとつ。作り上げたステージもファンと楽しい時間を共有したいという想いが伝わるものに――。デビューするまでに長い年月をかけたメンバーも多いなか、“Snow Man”としてデビューをするという夢をあきらめなかった彼らの底力を武器に、2020年1月22日のデビューから瞬く間にスターダムにのし上がった彼ら。コロナ禍という困難な時代を乗り越え、日本中が熱狂し、愛されるグループに成長した9人の壮大なLaboは、まだ始まったばかり。ここからグループとして、誰も想像していなかった未知の領域へ到達していく予感に心ときめくステージだった。
写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子
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