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やせにくい原因は“呼吸”にアリ!? たった5分で太りにくい体質を作る「朝呼吸」のすすめ

ananweb / 2024年2月9日 19時0分

やせにくい原因は“呼吸”にアリ!? たった5分で太りにくい体質を作る「朝呼吸」のすすめ

人の1日の呼吸回数は約2万5000回。必ず行う“呼吸”を正しい姿勢&腹式呼吸で行えば、体温が上がり、代謝も上がるなど嬉しい効果が。起きてすぐ行う朝呼吸で無理なくカラダをやせ体質にシフトしよう。

正しい姿勢+呼吸法で太りにくい体質に。

「どんなに運動しても効果が出ない」「食べたら食べた分だけ太ってしまう」といった悩みを持つ人に見直してもらいたいのが、毎日無意識に行っている“呼吸法”。

「現代人がやせにくい最大の原因は、間違った呼吸にあります。呼吸には本来、二酸化炭素や老廃物を流しカラダのすみずみまで酸素を届けるという役割がありますが、崩れた姿勢のまま浅い呼吸を繰り返すと、細胞に酸素が十分に行き渡らないばかりか、代謝が落ちて内臓が100%のパフォーマンスを発揮できないのです」(ZEN呼吸法主宰・椎名由紀さん)

そこで椎名さんが提案するのが、呼吸を整えてカラダ本来の機能を取り戻す「ZEN呼吸法」。

「これは江戸期の禅僧・白隠禅師の呼吸法を、私が31歳の時にメソッド化したものです。ポイントは“正しい姿勢”と“深くゆっくりとした腹式呼吸”。毎朝5分続けるだけで、代謝スイッチが入って燃えやすいカラダに。早い人だと、たった1回でお通じが改善するほど巡りも良くなります。正しい姿勢で体幹も鍛えられるので、自然とスタイルアップが叶うのも嬉しい点。まずは3か月を目標に続けてみてください」

なぜ朝がいい?

一日の代謝スイッチがオン! カラダが温まり、活動しやすくなる。 大腸、小腸も刺激され快便に。

朝起きてすぐに深い呼吸をすることで、カラダが目覚めてもっとも燃焼しやすい状態に変化。腹式呼吸によって内臓をしっかり動かして腸が刺激されれば、毎朝のお通じもルーティン化できる!

正しくやせる呼吸とは?



正しい姿勢(体幹トレーニング)×正しい腹式呼吸(内臓運動)
ZEN呼吸では「正しい姿勢」をとることで体幹を鍛え、その状態で内臓を動かす「腹式呼吸」を行うことが鉄則。いくら深い呼吸をしても、姿勢が悪いままだと十分な効果は得られない。

やり方はシンプル! 基本をマスターして、“呼吸上手”になろう。

正しい姿勢



仙骨を立て、背中をまっすぐにする。
正しい呼吸には、正しい姿勢が必要不可欠。とはいっても、スマホの利用や長時間のデスクワークなどが原因で、猫背や反り腰など、姿勢が乱れている人が現代では急増しているそう。「カラダ本来の機能を取り戻すには、姿勢を正すことが第一歩です。『正しい姿勢』の条件とは、骨格の土台である骨盤が前にも後ろにも傾かず、かつ背中がまっすぐに伸びていること。この状態をラクにキープするためにも、朝呼吸をする時は椅子に座って行うのがおすすめです」

脚を腰幅に開き、骨盤の一番下にある「坐骨」を座面に垂直に立てて座る。肩の力は抜いて、背中をまっすぐ伸ばす。横から見た時に、頭頂、耳の付け根、肩先、腰の張り出した骨(大転子)が一直線になっているのが理想。



POINT:仙骨をお尻に入れ込んで立てる。
上半身を少し前に倒し、お尻を後ろにつき出したら、仙骨に手を当てる。そのまま仙骨をお尻にぐいっと入れ込むように押し出し、座面と垂直になるようにキープ。椅子の高さは、膝裏が90度になるくらいがベスト。

骨盤の中心にあるプレート状の骨が「仙骨」。片手を仙骨に当て、傾き具合を都度確認して。



NG:背中は曲げないでまっすぐに。
椅子にもたれたり、猫背の姿勢だと、仙骨は後傾してしまう。必ず仙骨が垂直に立つよう、背筋をまっすぐに伸ばすこと。姿勢が乱れてきたら、再度仙骨を入れ込んで。

腹式呼吸



細く長く鼻から吐き、空気を受け取る。
自分の胸とお腹に手を置いて呼吸をした時に、胸が動くという人は「胸式呼吸」をしている可能性が大。「上半身を使うこの呼吸法では、内臓をしっかりと動かすことができません。さらにカラダに余計な力も入るため、自律神経が乱れてさまざまな不調の原因にも。理想は、お腹が自然に動いて深い呼吸を促す『腹式呼吸』。ポイントは、“吸う”よりも“吐く”に意識を置くことです。まずは朝の5分を習慣化して、徐々に日常生活にも取り入れてみてください」

腹式呼吸の基本は、「鼻で吐いて、鼻から吸う」。絹糸を紡ぐように細くゆっくりと息を吐き、気持ちよく吐ききったところで、鼻から入ってくる空気を自然に受け取ること。正しい姿勢をキープするのも忘れずに!



腹部、脇腹、背中全体にボールが膨らむイメージ
息を吸う時は、お腹の前側だけでなく、前後左右全体がボール状に膨らむのを感じて。



うまく腹式呼吸ができない場合は…



上半身が力みすぎ!
腹式呼吸はカラダをゆるめ、心地よくリラックスして行う呼吸。首がすくんだり、肩がこわばらないように注意して。上半身に余計な力が入っていると呼吸は浅く速くなる。



肋骨ロック
両手で肋骨を締めるようにホールドしたまま、ゆっくりと呼吸する。肋骨を固定することで、胸式呼吸ができにくい状態になり、自然と腹式呼吸に切り替えられる。



カエルのポーズ
足を肩幅くらいに開き、和式トイレにしゃがむように、足裏を床にくっつけて膝を開く。上半身の余計な力が抜け、仙骨も自然に立つのでラクに腹式呼吸することができる。

椎名由紀さん ZEN呼吸法主宰、呼吸アドバイザー。共著『ZEN呼吸「健康」は白隠さんから』(春秋社)など、著書は6作、6か国で翻訳されている。ブックレットによる図解・解説付き音声メソッドCD『ZEN呼吸法メソッド ~自然な姿勢と呼吸で心を調える~』が発売中。

パジャマ¥75,020(プライベート・スプーンズ・クラブ/プライベート・スプーンズ・クラブ 代官山本店 TEL:03・6452・5917)

トップス¥10,450 パンツ¥16,500(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・5720・8256)

※『anan』2024年2月14日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) スタイリスト・仮屋薗寛子 モデル・橘 季希 イラスト・斉藤ヨーコ 取材、文・瀬尾麻美

(by anan編集部)

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