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「はっきり言ってモテません…」アプリで恋活する「40代女性の厳しい現実」と打開策

ananweb / 2024年3月11日 20時30分

「はっきり言ってモテません…」アプリで恋活する「40代女性の厳しい現実」と打開策

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、マッチングアプリを使って恋活をしている46歳のバツイチ女性。いいなと思う人となかなかマッチしないのは年齢のせい? と考えているようですが…。「46歳の女性」が幸せになるにはどうすべきか、状況を好転させる方法を佑雪さんがズバリ回答してくれます!

お悩み:「アプリでモテないのは年齢のせい?」

【クラブ佑雪】vol. 336

昨年、離婚をして久々にシングルとなり、恋活をしています。アプリの使用は詐欺が多いなど、いろいろな問題点も耳にしますし、実際、変な人も見かけますが、私の場合はアプリ運がよく、前夫ともアプリで出会い、結婚に至りましたし、自分には男性の見る目もそれなりにあるつもりなので、使い方次第だと思っています。前夫と出会ったのは7年前で自分が39歳のとき。そのときは自分がいいなと思う人とは必ずマッチしましたし、会話も弾むことが多かったです。夫以外には2人ほどお会いしましたが、その2人からも熱心にアプローチを受けました。

ところが、今、再び、アプリを使ってみると自分がいいと思う人とマッチする確率は半分。また、マッチしてもなかなか会話も弾まないどころか、マッチしてもメッセージがこない、こちらからメッセージをしても返信がないことも当たり前のようにあります。アプリそのものが合ってないのかと思い、複数のアプリを試しましたが、似たような感じ。それどころか、自分にとっては対象外の60歳以上の方からばかり、“いいね”をもらう状況です。要約するとモテません。これまでの人生でそれなりに男性からチヤホヤされてきた自負もありましたが、もしかして、年齢が足枷になっているのでしょうか? 私としては±5歳くらいの同世代の人と幸せになりたいだけなのですが、どうしたらいいでしょう?

(ジャッキー 46歳バツイチ 自営業)

「46歳からの恋活戦略」

いや、モテてるじゃないですか。「60歳以上の方からばかり、“いいね”をもらう」んでしょ? つまりですね、ご相談者さまが“売れる”マーケットが変化したんですよ。7年ものブランクがあれば、そりゃ変わります。ご相談者さまの身辺だって、前とは違うわけですから。そもそも、7年前の時点ではリアルではいい出会いがないからアプリに手を出したわけですよね? そこからさらに状況が変わるのは自然なこと。

で、「60歳以上の方からばかり、“いいね”をもらう」ことに不満を感じていらっしゃるようですが、ということはですよ? もしかしたら、46歳のご相談者さまから“いいね”されることを不満に感じている男性もいるかもしれないっていうことも、頭に入れておいてもいいのかもしれません。こういうの、ツラいかもしれませんが、お互いさまですから。

恋愛に限ったことではなく人生全般に言えることなんですが、うまくいかないとき、状況を好転させるためにまず、すべきことは“現状を受け入れる”ことなんですよね。今、置かれている立場を正しく理解し、受け入れるっていう作業が必要なんです。受験に落ちた、恋人にフラれた、詐欺に遭った、ツラいです。でもね、そこで少しでも被害を食い止めて前を向くには、“なぜツラいのか?”っていう理由も含めて、受け入れる必要があります。

恋をするのに年齢は関係ありません。いつだって恋はできます。でも、パートナーとして選ばれるには、やっぱり年齢が関係してしまうことが多いです。妊娠出産に象徴されるように、年齢で制限されることってまだまだありますから。これはしょうがないです。あと年齢に関連する見た目や会話の内容及びノリだって、世代の違いもありますからね。

また、もうひとつ、20代や30代なら許されても、40代では許されないコト、ノリ。40代に求められるコト、ノリっていうのがあると思うんですよ。若ければ知らなくてもできなくてもいいけれど、年齢を重ねたら、それなりのことが求められるっていうのはあるはず。そのへんの調整がうまく噛み合っていないのでは? まあ、このへんのことは哲学も関わることなんですけどね。このままの自分を変えたくない。このままの自分を受け入れてくれる人を探す、っていうのもひとつの生き方。また、ひとりでいるのはイヤだから、自分を変える! っていうのも生き方。どちらの生き方を選ぶかってことでもあります。

たとえば、ご相談者さまなら、これまでは60代男性には興味はなかったけど、せっかく好意をもってもらえるなら、私もそこに目を向けてみるわ、っていうのもありだし、そのままの自分で運命の人にたどり着くまでアプリをやり込むのもありだと思います。また、アプリって写真と条件の世界でしかないから、ゴルフ始めるとか、行きつけのバーを作るとか、リアルの出会いがありそうな場に顔を出すと、新たな展開が待っているかもしれません。ただ、何を頑張っても若返ることはありません。そのことを踏まえて、悔いのないよう、人生の戦略を立てられてはいかがでしょう?



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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©JKLoma/Adobe Stock

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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