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WEST.が熱量全開のパフォーマンスで魅了! バンドあり、コントありの10周年アニバーサリーツアーをレポート

ananweb / 2024年5月9日 19時0分

WEST.が熱量全開のパフォーマンスで魅了! バンドあり、コントありの10周年アニバーサリーツアーをレポート

この春、9都市33公演の全国ツアー「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」を開催中のWEST.。1万5000人のファンが熱狂した5月4日(土・祝)のコンサートでは、デビュー10周年ツアーのラストを飾る3大ドームツアーのサプライズ発表も! 大歓喜に包まれたステージを振り返ります。

WEST.とファンが歓喜に沸いた!デビュー10周年を祝う3大ドームツアー開催を発表!

4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.。この10年で培ったのは、圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力で観客を巻き込むズバ抜けたパワー。お芝居やバラエティで活躍する彼らだが、より一層輝きを放つのがステージの上と証明するようなライブだった。

横浜アリーナ4DAYS最終日。会場には、始まる前から熱気がこもっていた。真っ赤な緞帳が上がると、重岡大毅さんの「俺たちがWEST.~! 横アリ、AWARDラスト、ただのライブにはしねぇぜ~!」というアツいあいさつから幕開け。ファンも一緒に声を揃えて「ええじゃないか!」と叫んだのは、デビュー曲のタイトルだ。「さぁ、本日のWEST. ! 絶好調、10周年いくぜ~!」(重岡さん)と勢いたっぷりに記念すべき祝典が始まった。

「ええじゃないか」の最後のキメポーズでは、おちゃめな表情を見せるなど、ユーモア溢れるのがWEST.の魅力。そして、会場のファンに呼びかけるメンバーの声がとにかく熱いのがWEST.だ。重岡さんが「Hey! 横アリ、調子どう? 横アリ、調子どう? 楽しいことが起こる気がする!」と叫べば、藤井流星さんは「声出せんのかい! もっと出せんのかい!」と会場をコール&レスポンスで温める。桐山照史さんは「幸せになりたい人~! 任せておけ~!」と胸を張り、小瀧望さんは、「なぜか回を重ねるごとに俺たちWEST.のパワーが上がってます!」と、ツアー半ばにして絶好調ぶりをアピール!

今回のセットリストは、デビューシングル「ええじゃないか」から始まり、デビュー当初にリリースした懐かしい楽曲も盛りだくさん。最新シングル「ハート」までの10年間の軌跡を感じられるものになっている。ファンによる楽曲投票「THE GREATEST WEST. SONG No.1」に選ばれた楽曲「アンジョーヤリーナ」では、10周年の軌跡を追う映像を背負って歌唱。「ラブソング」投票1位に選ばれた楽曲では、美しくも切ないミディアムバラードをしっとり歌い上げた。

「ミュージック・ビデオが見たい楽曲」の投票1位の曲も披露。神山智洋さんは、この楽曲の振付と冒頭のギターソロ演奏も担当しているので注目。今回のライブの演出は、藤井さんが担当した。WEST.のライブでは初という制御ライトを使用しての楽曲もあり、ファンのペンライトで一緒に作り上げる楽しさが満点だ。

今年で3年目を迎えるアコースティックで披露するコーナーでは、「あじわい」で重岡さんがピアノ、中間さんがグロッケンシュピール、桐山さんがカホーンを演奏。濵田さんと神山さんがギター、藤井さんがタンバリン、小瀧さんがシェイカーでアコースティックのあたたかな空気を生み出した。続く「しらんけど」では中間さんと藤井さんがサックスを演奏。CDとはまた一味違うアレンジだ。

目玉となっていたのは、ライブでは5年ぶりとなるコント披露。「中間ん家物語」と題した4年ぶりのシリーズは、小学生になった三男・のぞむ(小瀧さん)が天才発明家へ成長しているところから始まった。

のぞむ以外の配役は、エプロン姿のおかん淳子を中間淳太さん、ねじりはち巻きをした長男の崇裕を濵田崇裕さん、次男のだいきは、重岡さん。真っ白のドレスがお似合いな智子役には神山智洋さん、道頓堀一丁目署勤務で智子と結婚した警察官を藤井さん、杖をついたおじいちゃん役を桐山さんが笑いたっぷりに熱演。のぞむが発明した“答えたくなるライト”を浴びせると何でも答えたくなる、何でもやりたくなるという「ドラえもん」の秘密道具のようなアイテムが登場し、中間家のちょっとしたピンチを救うストーリーだ。それぞれのキャラになりきる演技力と笑いのセンスに脱帽。

関西出身のグループは、コントコーナーがセットリストに盛り込まれることが多いのが伝統。久々のコントを楽しんだ彼らが「中間ん家物語」についてMCでトークを。

「いや~、久々にコントするといいね。周年ライブさせてもらえているって感じ」と、おじいちゃん役がハマっていた桐山さん。重岡さんは、「嬉しかったのはさ、僕たちそれこそ昔、ジュニアの時から、関西の松竹座っていう劇場に出してもらって。 それこそ(SUPER)EIGHT兄さんとか見ながらさ、コントとかちょっとやらさしてもらってさ。10周年だから、松竹の皆さんも観に来てくれて、ご挨拶させてもらったのは、嬉しかったよね」と、懐かしそうな表情を。中間さんも「今回の脚本のかたも、昔、デビュー前に松竹座でやった時の脚本家さん」と縁あるスタッフさんについて触れた。

コントについてはこんな裏話も。「今回分かったのは、コントのタイトルが『中間ん家物語』っていうタイトルやのにさ。流星だけは他人やったんやな、今まで」と桐山さん。藤井さんは、智子の恋人で中間家の一員でなかったことが判明。ちなみに中間さんいわく「俺(淳子)はシングルマザーで、照史はシングルじーちゃん(笑)。それこそ昔は流星が俺のこと、狙っていたよ」とのこと。「俺は淳子さんがずっと好きで一方通行やった」(藤井さん)という、中間さんと神山さん、藤井さんが三角関係の恋。桐山さんは「あと、2本くらいいけるね」と中間家コント続編を希望していた。

この10年間のコンサートを振り返る場面もあり、「いろんなことをしてきたな」としみじみするメンバーたち。

「3年目ぐらいで京セラドームに立たせてもらってさ」と感慨深げな中間さん。当時は、クリスマスのライブということで「シンデレラクリスマス」など、他のグループの曲を歌ったことを懐かしむ。ポップアップの演出で、思い切りジャンプするのは濵田さんが上手いそうで、コツを尋ねられた濵田さんは、「スキルの違いか(笑)。地上に着くギリギリに跳ぶ!」と得意げ。重岡さんが「人の見たら、分かるかもしれんな。ちょっと1回、跳んでみてくれへん?」と濵田さんにエアポップアップをおねだり。

ジャンプする濵田さんを見ていた桐山さんが「やらせるだけ、やらして(笑)。この辺の関係、全然変わってないな」と爆笑。重岡さんは「『こんなんやって』っていつも淳太から言ってくるもんな。俺に」と中間さんのむちゃぶりが多いと嘘をつくと、「言うてへんわ。ホンマに」と中間さん。藤井さんが「2年目か3年目のツアーのMCで淳太がシゲに突っ込みすぎて声が枯れてた(笑)」と重岡さんに中間さんが振り回されていたと話すと中間さんは「俺、レコード会社のスタッフさんに『マジで悩んでるんやったら、相談してな』って言われた(笑)」と、周囲に心配されたことを暴露。桐山さんに「シゲは淳太には行くのに絶対、神ちゃんには行かないよね」とツッコミを入れられていた。

デビュー10周年を迎え、今のWEST.だからこそ表現できるクールで野心むき出しの「REWARD」のような楽曲を歌えるようになった7人。10年の月日で培ってきた経験が彼らを一流のエンターテイナーに。このコンサートにあたって寄せていたメッセージには、「ライブは毎回発見があったり、毎公演手応えが違うので、相変わらず10年経った今でもずっと魅了されています」と重岡さん。

中間さんと小瀧さんは「誰1人欠けることなく10周年を迎えられて嬉しいです」、濵田さんも「何よりメンバー7人、誰も欠けることなく続けられていることが一番良かった」と、変わらずに7人でいられる喜びを感じて10周年を迎えたそう。

桐山さんは「個人的には今年に入って体調を崩したりと、色々なことを考える時間があった中で、やっぱりステージの上に立たせてもらえること、自分の帰る場所をファンの皆さんが作っていてくれていたということに本当に感謝しています」。神山さんも「思い返すとこれまで色々な可能性を探っていく中で悩んだ時期もありました。でも、ファンの皆さんはそれをすべて受け取ってくれて。7人だけじゃここまで来れなかった」と、応援してくれるファンの皆さんがあってこその今だとコメントしている。

演出を手掛ける藤井さんはメンバーをよく見ており「ライブ中、よくメンバーの顔を見ますが、年々ライブしている時のメンバーの表情がよくなっていっていますね。ホンマに楽しそうにしている顔を見るとみんな10年経ったからこその表情だなと感じます」。ステージの上の7人の顔は、本当に生き生きと輝いている。そんな彼らをみつめるファンの一体感は圧倒されるほどに最強だ。

この10年間、寄り添ってくれたファンへの感謝の想いをぶつけるかのように情熱たっぷりに歌ったのは、バンドセクション。何が正解で何が間違いなのか分からないまま、ただがむしゃらに駆け抜けた10年を背負って歌ったのは、「証拠」。歌う前に重岡さんが叫ぶ。「この10年間やってきたこと。歌にダンスにコントにお芝居にバラエティ…でも、結局みつけた答えは、一生懸命歌うことだった! 横アリ、ラストだ!  WEST.だ!」。

重岡さんが「まっぷたつにしてやる!」と勢いたっぷりに宣言したかと思いきや、小瀧さんは「Hey! 横浜アリーナ、俺らの感謝の想いとか、愛とか、言葉にできない想いとか、今日はせっかくやから、歌にのせるから、よろしく」と大きな声で叫ぶ。神山さんと桐山さんが肩を抱き合いながら歌うなど、ひとつになってパッション全開で歌う7人。

会場にいた誰もがその痛いほどまっすぐな想いで胸がいっぱいになっていると、重岡さんが「Hey! 横アリ、調子どう? 俺さっき、真っ二つにするって言ったよな? 俺たちだけじゃない、皆でやるんよ! 準備はいいか。気持ちいいぞ。きっとね…」とファンに語りかけ、最後は会場のみんなも声を揃えて、「エイエイオー!」と叫ぶ。

重岡さんが投げかける言葉は、まだまだ留まらない。「横アリ、ラスト。いちばんでないと気が済まないから。みんなよろしく! 声出し切るぞ。隅々まで一人ひとりに届けば、もう最高! 綺麗ごとかもしんないですけど、綺麗ごとを追いかけさせたら、WEST.ナンバーワンなんでよろしくお願いします」。

最後にあいさつをしたのは、くじ引きで前日から3公演続けてあいさつを引き当てたラッキーボーイ・神山さん。「僕たちホントライブがすごく好きで。『1番好きなお仕事ってなんですか?』って聞かれたら、ライブって言えるぐらい本当に好きな空間なんです。この空間はこの横浜アリーナで言うと1万5000人の方に集まっていただいて。皆さんが足を運んでいただいて実現できます。全国の会場に来てもらう皆さんのおかげでライブが成立する。だからね、ライブは、皆さんの存在が、本当に欠かせない、大切な大きい存在です。一緒に作り上げていってもらっているなって本当に感謝しています」。

今抱えている想いのすべてを伝えようとする神山さんに熱い視線を送る会場。「正解とか不正解とかって、ホンマにやってみないと分かんないことばっかりで…。手探りの状態でこの10年間ずっとやってきて。これから先もそれは続くんですけれども、それが皆様のなんか楽しいって思ってもらえる1つのきっかけになればいいなという思いを込めて、僕たちステージに立ち続けますので、これからもWEST.の応援よろしくお願いします。一度きりの人生、思い返した時に後悔がなけりゃ万々歳。俺たちの人生、皆さんの人生を心から愛してあげて下さい」。そんな心からのメッセージと共に、いよいよラストソングへ。

歌い終わると「これからも皆さんの人生の一部でいられるように頑張ります! ありがとう」と笑顔を見せる神山さん。藤井さんは「10年間ホントにありがとうございました。これからもよろしくお願いします。またね!」、小瀧さんは「最高に楽しかったです。横浜、ありがとうございました」と感謝の言葉を。最後は重岡さんが「さっきいろいろ言いましたけど、健康やったら、何でもオッケーです。また会いましょう。またライブでね」と再会を約束して緞帳が降りる。

そして、アンコール…。会場の興奮が冷めない中、最後に発表されたのは、この夏、京セラドーム大阪、みずほpaypayドーム福岡、東京ドームの3大ドーム公演開催のお知らせ。割れんばかりの大歓喜の声を上げる1万5000人のファン。

「おーい、ドームで会えるよな。レベルアップして待ってるぜ、よろしく! よっしゃ!!  東京、大阪、そして福岡で美味しいもん食べるぞ~!」と重岡さんはニヤリ。初の会場となる福岡公演もあり、まだまだ続く10周年のお祭り。WEST.の10周年の夏は、史上最高にアツいものになりそうだ。

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子

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