「コールドブリュー」から拡大するNEXTコーヒーブーム
ANGIE / 2016年2月22日 17時0分
ポートランドやサンフランシスコ、ニューヨークを中心に近年注目され、去年ブレイクした「コールドブリューコーヒー」。アメリカのスターバックスコーヒーでも扱い始めたことで、一気に知名度が上がりました。
日本にも押しよせているこのトレンドの波。2016年の新しい展開は? 次なるブームは? ということで、アメリカの最新コーヒー事情をレポートします。
今年も続くコールドブリュー人気。おうちで作るのも定番に
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コールドブリューコーヒーとは、お湯ではなく水で12〜16時間かけてゆっくり抽出する水出しコーヒーのこと。アメリカのスターバックスコーヒーでは20時間かけてゆっくり抽出しているそう。
発売以来大人気で売り切れるお店もあるほどで、アイスコーヒーの定番となりそうです。
特別な器具がなくても作れるのでおうちでもできます。ぜひお気に入りのコーヒー豆で試してみては。
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【作り方】(メイソンジャー1個分)
1 挽いたコーヒー豆80gをメイソンジャーに入れて水900mlを注ぎ、マドラーなどでかき混ぜます。
2 フタをして室温で12〜16時間おきましょう。
3 コーヒーのフィルターで濾します。ドリッパーがない場合、ざるの上にキッチンペーパーを重ねて濾してください。
4 ジャーをきれいにして濾したコーヒーを戻し入れ、フタをして冷蔵庫で冷やします。
コールドブリューコーヒーはホットに比べて苦みや渋みが出にくいので、中煎り〜深煎りの豆を中挽き程度に挽くのがポイント。細かく挽けば挽くほど濃くなります。
注目のドラフトコーヒーに続き「コーヒーカクテル」も来る!
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日本でもじわじわと話題になっている「ドラフトコーヒー」は、アメリカでは「ニトロコーヒー」とも呼ばれています。
生ビールのようにサーバーから窒素ガスを入れながら注ぐコーヒーで、表面にきめ細かいクリーミーな泡ができます。クリームを入れないのにクリーミーで、炭酸はほとんど感じません。ミルクや氷は入れずに飲むのでコールドブリューの繊細な風味をしっかり味わえます。
一部のコーヒーフリークの間で人気の、酸味が強く発酵したような黒ビールっぽい味のコーヒー豆を選んで提案しているお店もあります。
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そして次なるトレンドは、コールドブリューコーヒーと他のドリンクとのコラボ。
ソーダで割ったコーヒートニック、バーボンやラムなどで作るコーヒーカクテル、ドラフトコーヒーとシャンパンのスパークリングカクテルなど、コールドブリューコーヒーとお酒とのコラボが拡大中です。
また「コーヒー×ビール」の組み合わせも人気。黒ビールやアンバーエールなど濃いめのビールに、コールドブリューをミックスするだけ。コーヒーの香りと渋み、酸味がビールに合うということでコーヒーを使ったいろいろな種類のクラフトビールも登場してきていますよ。
コーヒーテイスティング、ホームロースティングの時代へ
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ポートランドやサンフランシスコでは、コーヒー豆の産地、精製方法、焙煎の深さが違うコーヒーを飲み比べるワークショップやテイスティングメニューが増え始めています。
「ブルーボトルコーヒー」をはじめ「スタンプタウン」「サイトグラスコーヒー」など、サードウェーブと呼ばれるコーヒーショップではテイスティングスペースを設けているお店も多くあります。バリスタの説明を聞きながらそれぞれの違いを楽しむ、そんなハイエンドな飲み方が広がっているのです。
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そしてアメリカのコーヒーフリークたちの関心は、自宅で豆をロースト(焙煎)することへと向かっています。
焙煎機を購入して自宅で好みの深さにゆっくりローストし、ローストしたての豆をグラインドして、こだわりのドリッパーで一杯一杯丁寧にいれる。そんな究極な楽しみ方にまで進化しつつあります。
アメリカからのトレンドの波を受けつつ、独自の進化を遂げそうな日本のコーヒーシーン。今年も目が離せませんね。
(レシピ制作:Nora)
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