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「働きたくない」「自由になりたい」仕事を辞めるか迷ったときに考えたいコト

ANGIE / 2016年5月9日 23時30分

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ここ数年この季節になると話題になるのが、新入社員の5月病や退職のお話。入社から1ヶ月足らずで退職って、引越しの退去予告の期限よりも短いっ! と驚いてしまうのですが、そんな考えは古いと一蹴されそうですね。

多くの人は、会社や組織に縛られる生活から自由になりたくて退職するのではないでしょうか?

一度きりの人生。自由に生きて何が悪い! たしかにその通りです。でも、「自由」って何でしょう? 退職する前に、改めて自由について考えてみませんか。

 
「目標」を決めてしまうと自由になれない?
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まずは、私の友人のお話から。

友人は健康や運動指導を生業にしていて、自身もストイックにトレーニングを続けています。目標とする体作りのためとはいえ、毎日のトレーニング計画や食事のメニューまで、徹底して管理する姿はちょっと窮屈そう……。

でも、友人の言い分はこうです。「トレーニングは計画が全て。毎日が目標に支配される」

“目標に向かって行動することは目標に支配される“だなんて、やっぱり大変! 自由がないですよね。

友人はそのことを理解しつつも、次のように言っています。

「失いたくないものからは、自由になることはできない。しかしそれに代わって大きなものが手に入る」

ここで言う「失いたくないもの」とは既にあるものを守ることや執着するという意味ではなくて、達成したい目標などのことでしょう。これは、その他の場面にも当てはまることではないでしょうか。

 
あなたの「仕事」の価値は「自由」に勝るかどうか
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例えば、仕事のこと。

仕事は時にトレーニング以上に厳しいものです。それは、どんな仕事にも共通しています。いくら好きな仕事でも、苦しい場面は必ず訪れます。

さらに程度の差こそあれ、会社員でもフリーランスでも、仕事をする以上は時間やお金、人間関係など、何かしらの縛りはついてまわります。

確かに不自由ですが、それがやりたい仕事なら、やり遂げたときの幸福感は大きくなります。

一方、自由に使えるお金と時間が保証されて働く必要がなかったとしても、幸福かどうかはわからないものです。

肝心なのは、その仕事にあなたの大切な時間をかける価値があるのかどうかを見極めることではないでしょか。 もしやり遂げたいことがあるなら、自由を捨ててでも取り組む価値はあるでしょう。

ただ、この見極めには経験が必要なことも事実。私が新入社員の早期退職に違和感を感じるのは、仕事の価値を見極めるだけの経験が足りているとは思えないからです。

そもそも自由って、そんなに甘いものではないと思いますよ。

 
自由になるには、覚悟がいります。
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憲法では「労働の義務」が定めらてはいるものの、基本的に現代の日本で働くか働かないかは、個人の意思で自由に決めることができます。その点では全日本国民、自由!

ただ日本で生きていくためには、ある程度のお金も必要です。自由は手に入れたいけれど、働かないとお金が手に入らない。ここが難しいところです。

だからこそ、自由になるためには覚悟が必要なのだと思います。

お金が尽きて好きな物が買えなくなり、そのうち住む家も食べるものにも困ったとしても、自尊心を保って自由を享受するためには相当の覚悟がいります。

そこまでしても自由でいたいと思えたら、それこそがあなたにとって「失いたくないもの」なのでしょう。自由を最優先するって、そんなに簡単なことではないんです。

 
自由でも不自由でも、人生楽しんだ者勝ち
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その気になれば、今すぐにでも自由になることはできます。でも、自由にしろ不自由にしろ、人生を楽しめなければ意味がありません。

まずは、やりたいことや失いたくない何かを見つけましょう。その何かが、あなたの人生をより良く導いてくれるはずです。

退職するのも、自由になるのも、それからでも遅くはありませんよ。

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