SIGMAが小型軽量を実現した大口径標準レンズ「50mm F1.2 DG DN | Art」を発表
ASCII.jp / 2024年3月26日 21時0分
SIGMAは3月26日に発表会を開催。フルサイズミラーレスカメラ用の大口径標準レンズ「50mm F1.2 DG DN | Art」を発表した。
シグマのミラーレス用50mmレンズは、F1.4とF2があったが、F1.2は初になる。絞り開放から全フォーカス域での高い解像力と、大きく美しいボケ表現に重点を置いて設計されており、745gとクラス最軽量なのも特徴だ。
対応マウントは、シグマ、ライカ、パナソニックのLマウントと、ソニーのEマウントで、価格はオープン。オンラインショップでは24万2000円で4月18日発売予定だ。
カメラメーカーの50mmF1.2を見てみると、 ソニー :「FE 50mm F1.2 GM」・778g・31万5700円 キヤノン:「RF50mm F1.2 L USM」・950g・35万7500円 ニコン :「Z 50mm f/1.2 S」・1090g・30万8000円 が発売されている。
最軽量ながら超高解像 絞り羽根13枚で美ボケも実現
「50mm F1.2 DG DN」は絞り開放からの高い描写力と、あらゆるフィールドで発揮させる携行性を目標に設計されている。
描写に関しては開放から全フォーカス域で高い解像力を実現するとともに、F1.2の大きなボケの美しさにも注力した。
SIGMA初となる13枚の絞り羽根を採用し、開放から絞り込んでも円形を維持。非球面レンズの面精度を極限まで高めることで、滑らかで美しい玉ボケ表現を可能にしている。
無駄を削ぎ落したレンズ構成と機構設計により、小型軽量化に成功。推力はそのままに体積を削減した新方式のHLA(High-response Linear Actuator)による高精度AFなど、プロフェッショナルユースにも適応する充実の機能を搭載する。
フォーカス群の配置と非球面形状の最適化により、フォーカスブリージングを大幅に抑制。ピント移動による画角変化が少ないので、動画撮影におけるフォーカス送りの自然な表現が可能だ。
レンズ構成は12群17枚で非球面レンズを4枚使用。インナーフォーカスで全長の変化はない。
最短撮影距離は40cmで最大撮影倍率は1:6.2、フィルターサイズは72mmでサイズはφ81.0mm×108.8mm、重さは745gである。
操作機構は絞りリング、絞りリングクリックスイッチ、絞りリングロックスイッチ、AFLボタン、フォーカスモード切換えスイッチを搭載し、Lマウントではリニアフォーカス/ ノンリニアフォーカスの指定ができる。
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