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女性のための性愛短編、電子書籍オリジナルで2作同時に発売!

@Press / 2016年7月15日 8時0分

2点書影
人気作家の柚木麻子氏、千早茜氏が今年、週刊文春に発表して話題をよんだ「女性のための性愛短編」シリーズの2作が、電子書籍オリジナルで2016年7月15日に同時発売されます。

◆柚木麻子『真冬の大満足プレシャスパック2時間』◆
【あらすじ】
 セックスって、こんなに簡単なものだったっけ? 15年間、一緒に暮した元夫とのそれは、とにかく気合と努力と体力が必要な大仕事だったのに。離婚して1年、46歳の私は、ホームセンターのパートとして働いている。
 その店のつかえない営業担当の男に誘われるままカラオケボックスへ行き、ソファの上でタイツと下着を脱がされて……。それから私と男は何度もカラオケボックスの二時間コースを利用している。お互いに一度も達していないから、セックスフレンドでさえない。中途半端で、ささやかな間柄がちょうどいい。
 入籍から離婚まで、ひと通りを経験してわかった結婚生活の正体。
【著者コメント】
 グレーゾーンを漂っているしかない時期は誰にでもあると思います。カラオケで二時間くらいがちょうどいい。そんな季節の話です。

◆千早茜『カウントダウン』◆
【あらすじ】
 不思議なことに結婚してからの方が男性から声をかけられるようになった。後腐れなく遊べると思われているのだろうか。
 ミヤは四ヶ月半たったら夫のイツキと離婚することが決まっている。会社の他の男に抱かれたことを、イツキに知られたのだ。悪いのはわたしだった。けれど、許してと言うこともできなかった。壮絶ないがみ合いが夜通し続く日々。ところが離婚が決まると、穏やかな生活が戻ってきた。「最後くらい楽しく暮そうか」。
 そんなとき、あの男から電話がかかってきた。関係が夫に発覚したとき、「あなたの家庭を壊すつもりはないから」と保身に走った男から……。
【著者コメント】
 名前のついた関係は安心や安定をくれます。けれど、その一方で甘えや怠慢も生じます。関係には目的が伴うこともあるので、愛情の証だったセックスも義務化することもあるでしょう。この物語は「結婚」という関係から解き放たれた一組の男女の一日を描いています。関係の名前が変わったとき、失われるものはなんだろう、それでも消えないものはあるのだろうか。そんなことを考えながら書きました。

 ぜひ、お読みください。

■書誌情報■
書名:真冬の大満足プレシャスパック2時間
著者:柚木麻子
販売価格:300円(税込、電子版の価格は電子書店によって異なる場合があります)
詳細URL:http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692032500000000000K
【著者プロフィール】
柚木麻子(ゆずき・あさこ)1981年、東京都生まれ。2008年、女子高でのいじめを描いた「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。10年、受賞作を含めた単行本『終点のあの子』でデビュー。女性の繊細な心理描写で注目される。その後『ランチのアッコちゃん』がベストセラーに。15年に『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞、高校生直木賞を受賞。近著はセックスレスをテーマにした『奥様はクレイジーフルーツ』。

■書誌情報■
書名:カウントダウン
著者:千早茜
販売価格:300円(税込、電子版の価格は電子書店によって異なる場合があります)
詳細URL:http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692032600000000000N
【著者プロフィール】
千早茜(ちはや・あかね)1979年、北海道生まれ。幼少期をザンビアで過ごす。2008年、小説すばる新人賞を受賞した『魚神(いおがみ)』でデビュー、同作で泉鏡花賞受賞。2013年には『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。恋人と愛人がいるイラストレーターが主人公の『男ともだち』、下町の老舗洋菓子店を舞台にした『西洋菓子店プティ・フール』が話題に。

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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