株式会社メディカル青果物研究所 カット野菜残渣を活用した大容量ミミズコンポストによるセシウムフリーの高機能バイオ堆肥の開発

@Press / 2013年1月29日 11時0分

カット野菜残渣
デリカフーズ株式会社のグループ会社である、株式会社メディカル青果物研究所(所在地:福島県伊達市、代表取締役:舘本 勲武)が、独立行政法人科学技術振興機構による平成24年度JST復興促進プログラム(課題名「カット野菜残渣を活用した大容量ミミズコンポストによるセシウムフリーの高機能バイオ堆肥の開発」)に採択されました。


■落ち葉堆肥が使えない! ―福島の農業基盤の危機的状況―
福島県土の71%は森林。森林から得られる落ち葉を土づくりにいかすことで、ミネラルたっぷりで糖度が高いおいしい野菜の生産が展開していました。

しかし、福島県の有機栽培農家は森林の枯葉などが放射能汚染により堆肥として使用できなくなり、そのストックも今年度に底をつき生産継続ができない状況にあります。


■カット野菜残渣を活用した安全安心な高機能バイオ堆肥の開発
メディカル青果物研究所及び親会社のデリカフーズ株式会社は飲食店向けであるカット野菜を製造販売しており、メディカル青果物研究所においても毎日500kg程度も出る食品残渣(カット野菜屑)の有効利用法を検討してきました。その中で仕入れ先である有機農家が東京電力福島第一原子力発電所事故以降、落葉などの放射能汚染により有機農業に必要不可欠な堆肥の生産ができず、困窮していることに注目しました。これらの問題を解決すべく、放射性セシウム量は不検出であり安全性の高い有機資源であるカット野菜残渣を高機能バイオ堆肥に変換し、有機農家などを対象に販売することを目指していきます。

*カット野菜残渣
http://www.atpress.ne.jp/releases/33018/a_1.jpg
*高機能バイオ堆肥
http://www.atpress.ne.jp/releases/33018/b_2.jpg


■大容量ミミズコンポストとエンドファイト
今回のJST復興促進プログラムでは、茨城大学農学部と日本原子力研究開発機構と共同で、カット野菜残渣を大容量ミミズコンポストによって生物的に分解し、コンポスト漕内において植物の生育を促進する植物共生菌「エンドファイト」の添加・増殖を促し、放射性セシウムの混入のない高品質・高機能なバイオ堆肥(エンドファイト添加ミミズ糞土)を開発します。
大容量ミミズコンポストは従来型のものに比して異なる素材を効率的に堆肥化すること、ミミズ糞土は良質な微生物群集を保持しており、従来の堆肥化の手法では高温で発酵するため、植物生育に有用な菌類が生存できませんでした。しかし、大容量ミミズコンポストは、ミミズが堆肥化を行うため15~25度で堆肥化プロセスのすべてが行われ、エンドファイトなどの植物生育に必要な菌類の増殖が可能となる特徴があり、従来の堆肥に比べて高機能なバイオ堆肥の製造に結びつけることができます。

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