福島大学、ウォーターズ質量分析計で世界初の代謝酵素を発見

@Press / 2013年4月15日 10時0分

福島大学 共生システム理工学類の杉森 大助 准教授らの研究室は、微生物の1種である放線菌に含まれるリン脂質代謝に関与すると考えられる2種類の代謝酵素を、ウォーターズの質量分析計を用いて世界で初めて発見しました。

その成果は日本生物工学会、日本農芸化学会にておいて発表され、特許出願されています。これら酵素は、動脈硬化症やアルツハイマー型認知症などの診断薬用酵素へ応用できる可能性があり、これらの病気の早期発見に結び付くことが期待されています。

杉森研究室では、精製酵素をRapiGest処理後にトリプシン消化してペプチド断片化し、Xevo QTofを用いたデノボシーケンスにより多数のペプチド断片のアミノ酸配列を解析しました。このうち、プロバビリティーおよびラダースコアーが高い数種類のペプチド断片のアミノ酸配列を抽出し、酵素遺伝子のクローニングに成功しました。

杉森 准教授によると、「このような世界初の発見は学生の多大な努力と高性能な装置をうまく組み合わせた結果の賜物である」とし、その成果の一部はヨーロッパ生化学会のオープンアクセスジャーナルに論文発表( http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211546312000472 )されています。

ウォーターズのXevo QTofは、革新的なテクノロジーを搭載した高精度な同定および発現定量が行える質量分析計です。2008年にASMS(American Society for Mass Spectrometry)で発表して以来、その高レベルのパフォーマンスで培った揺ぎ無い信頼と実績に裏付けられた実力で、世界のサイエンティストを支え続けています。


【福島大学共生 システム理工学類 産業システム工学専攻】
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/welcome/compendium/30

本研究室では、微生物と酵素のスクリーニング、酵素精製、特徴解明、遺伝子工学を得意分野とし、微生物、酵素パワーを産業に活かすための基礎研究を行っています。過去、世界で誰も発見していない有益な微生物や酵素を見つけ出し、産業利用につなげるのが目標で、当研究室では次々に新しい微生物、酵素の発見をしています。


【ウォーターズコーポレーションについて( http://www.waters.com )】
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は、50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。

ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。

2012年には18.4億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。

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