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「次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューション」を提供開始

@Press / 2024年4月23日 11時30分

特定計量 Wi-SUN活用イメージ
株式会社アイ・エス・ビー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:若尾 一史 以下、当社)は、国立大学法人 京都大学 大学院情報学研究科 原田 博司研究室(※1)と共同開発した「Wi-SUN Enhanced HAN(Home Area Network)」に準拠した通信プロトコルスタック(※2)を活用し、「次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューション」の提供を開始します。
(※1) 京都大学 原田研究室ページ http://www.dco.cce.i.kyoto-u.ac.jp/ja/
(※2) 通信プロトコルスタックとは、通信を実現するための通信プロトコルが階層的に構築されているもの


● 背景
近年、家庭等の太陽光発電や電気自動車(EV)などの分散型リソースの普及に伴い、リソースごとの取引やネガワット取引など、新たな取引ニーズが増えています。これらの分散型リソース導入拡大を図るため特定計量制度(※3)が2022年4月1日に施行されました。一方で、「次世代スマートメーター」の標準機能の一つに、電力スマートメーターを介して特定計量制度で認定された特例計量器の計量データを収集する機能があります。この機能は、今後普及が予想されるEV充電システムでの電力データの収集等に活用できる通信インフラです。その通信プロトコルスタックに「Wi-SUN Enhanced HAN」が採用されています。
当社は、Wi-SUN Alliance/テレメータリング推進協議会に参画し最新仕様のノウハウを蓄積するとともに、仕様に準拠した通信プロトコルスタックを先導的に開発してきました。エネルギーインフラ業界に対し、「Wi-SUN Enhanced HAN」を活用し、「次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューション」にて、次世代スマートメーターの開発を支援します。
(※3) 特定計量制度に係るガイドライン
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/regulations/pdf/tokuteikeiryo-guideline.pdf

<特定計量 Wi-SUN活用イメージ>
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/392686/LL_img_392686_1.jpg
特定計量 Wi-SUN活用イメージ


次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューション 内容
1.ポーティング (※4)
当社「Wi-SUN Enhanced HAN」を、お客様のハードウェアにポーティングします。
(※4) ポーティングとは、あるシステムで動作するよう開発されたソフトウェアを、異なるシステムで動作するように作り変えること

2.カスタマイズ
(1) 当社「Wi-SUN Enhanced HAN」をベースにカスタマイズして、お客様の機能を実装します。
(2) お客様の通信プロトコルスタックをベースに、「Wi-SUN Enhanced HAN」の機能を実装します。

3.モジュール提供
ローム製無線通信モジュールに当社「Wi-SUN Enhanced HAN」を搭載して提供します。

4.プロトコルキャッチャー提供
Wi-SUNデバイス間の無線通信フレーム内容を表示・解析するツールを提供します。
Wi-SUN Enhanced HANフレームとIoTルートApplicationインターフェースフレームの解析に対応します。

5.オプション
(1) コンサルティング
当社のノウハウを活用し、コンサルティングを行います。
(2) アプリケーション開発
次世代スマートメーター特定計量のIoTルートアプリケーションインターフェースを開発します。

<特定計量のインターフェース標準仕様におけるレイヤー構成>
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/392686/LL_img_392686_2.png
特定計量のインターフェース標準仕様におけるレイヤー構成

● 今後の展開
2025年度以降の「次世代スマートメーター」導入に向けて、特定計量制度で認定される特例計量器の開発は拡大していくことが予想されます。当社は次世代スマートメーターに関わるSIerとして、これらの分野を牽引し、「Wi-SUN Enhanced HAN」の技術をベースに次世代スマートメーターを展開していくお客様の製品開発を支援します。


● 当社「Wi-SUN Enhanced HAN」について
・次世代スマートメーター共同検針向けWi-SUN HAN 開発ソリューションを提供開始
https://www.isb.co.jp/newsroom/data/pdf/release20230404.pdf
・国際無線標準通信規格「Wi-SUN enhanced HAN」準拠プロトコルスタックを開発
https://www.isb.co.jp/newsroom/data/pdf/release20180402.pdf
・「Wi-SUN Enhanced HAN」準拠の通信プロトコルスタックがローム製無線通信モジュールに採用
https://www.isb.co.jp/newsroom/data/pdf/release20190319.pdf
・当社Wi-SUNページ
https://m2m.isb.co.jp/wisun/


● 用語
・Wi-SUN Enhanced HAN(Home Area Network)
Wi-SUN Allianceが策定したWi-SUN HAN 規格で1段の多段中継とスリープモード(電池駆動の機器向け)機能を有する規格。電力スマートメーターとガス・水道等のメータとの共同検針を可能にするIoTルート機能がリリース。

・Wi-SUN Alliance
スマートユーティリティーネットワークの製品および技術に従事する主要企業グループが、遠隔地からのワイヤレススマートグリッドデバイスと家電製品との通信を向上する相互接続規格の認証および推進をサポートするために創立。
Wi-SUN Allianceは、低電力消費のスマートメーターと遠隔無線センサーネットワークの互換性を保証する手段の一つとして、バッテリー駆動装置の無線通信向けIEEE802.15.4g規格と、同規格準拠のMACレイヤープロトコルをサポート。


◆本件に関する販売・技術的なお問い合せ先:
株式会社アイ・エス・ビー プロダクト開発部
TEL : 03-3490-7052
連絡先: https://wisun.isb.co.jp/enhan/wer0/contact


◆本記事に対するお問い合せ先:
株式会社アイ・エス・ビー 管理本部
TEL : 03-3490-1761(代)
連絡先: ml-isb-info@isb.co.jp
Web : https://www.isb.co.jp/contact-us/

※ 本ニュースリリース記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
※ Wi-SUN は、Wi-SUN Alliance の登録商標です。
※ 記載された内容は、2024年4月23日 現在のものです。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

特定計量のインターフェース標準仕様におけるレイヤー構成

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