第4回 日本数学オープン、小6と社会人の混成チームが優勝~ 社会人チームが完敗!“らまぬじゃん”チームが団結力で勝利 ~
@Press / 2014年5月15日 14時0分
公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)が全面協力しました、「第4回 日本数学オープン(社会人数学選手権大会)」(主催:日本数学オープン実行委員会)が2014年5月10日(土)に株式会社講談社本社(所在地:東京都文京区)で開催され、「らまぬじゃん」チームが見ごと、優勝を飾りました。初出場の同チームは、小学6年生と2人の社会人で構成された3人のチーム。
日本数学オープン 公式ホームページURL
http://www.su-gaku.biz/math-open/
本大会は、数学に自信のある社会人や大学生などが3人1組でチームを作り、当協会が出題する数学の課題に挑むというもので、2012年11月に第1回が開催され、今回で4回め。大手の銀行や電機メーカー、生命保険会社などから16チーム48人が参加し、チームで数学力を競い合いました。老若男女問わず純粋に数学を楽しむ大会であることから、参加者の年齢層も小学生から大学生、社会人までと、今回もまさに生涯学習にふさわしいイベントとなりました。
競技内容は、第1ステージ(チームで高校数学レベルの問題を20問と、与えられた図形を3色に塗り分ける問題1問を60分で解く)、第2ステージ(参加者全員をシャッフルして構成した3人で、数字を並べた表からより多くの3ケタの素数を40分で探し出す。獲得した得点は、第1ステージでの元の所属チームに配分される)を経て、上位3チームが決勝ステージに挑むというもの。
決勝ステージでは、「『オイラーの等式』『ガウス積分』『テイラー展開』のいずれかの公式が、もし世界からなくなった場合、10年後の世の中はどうなるか」をチームで考察し、プレゼンテーションを行います。特別審査員の桜井 進氏(サイエンスナビゲーター)、飯高 茂氏(学習院大学名誉教授)と、決勝進出チーム以外の参加者および見学者が審査を行い、得点の高いチームが優勝となります。
小学生率いる「らまぬじゃん」チームは、「オイラーの等式」がなくなった場合を、ユーモアを交えたコメディ風にプレゼンテーションし、準優勝のチームと僅差で優勝を果たしました。チームのリーダーである小学6年生(11歳)の菅原 響生さん(千葉県千葉市)は「難しかったけど、団結力で優勝できた」と喜びを語りました。
大会を通じて特別審査員である桜井氏は、「数学を愛する心を持ち続ける社会人がたくさんいることを実感できた大会」と評されました。
次回の「第5回 日本数学オープン」は、2014年秋に開催予定です。
【「第4回日本数学オープン」開催要項】
大会名称 :第4回 日本数学オープン(社会人数学選手権大会)
主催 :日本数学オープン実行委員会
後援 :公益財団法人日本数学検定協会、株式会社ダイナステップ、
株式会社アイデアガレージ、フジサンケイ ビジネスアイ、
講談社Rikejo(順不同)
開催日 :2014年5月10日(土) 10:30~17:00
会場 :株式会社講談社 本社内会議室(東京都文京区音羽 2-12-21)
特別審査員:桜井 進氏(サイエンスナビゲーター)、
飯高 茂氏(学習院大学名誉教授)
【競技の流れ】
第1ステージ
競技内容:公益財団法人日本数学検定協会が厳選し提供する問題を3人で協力しながら解きます(制限時間60分)。問題レベルは高校数学程度ですが、柔軟な発想力とチームワークを必要とします。
第2ステージ
競技内容:数学を駆使した難度の高い複合問題に挑みます。チームメンバーをシャッフルして、40分の制限の中で1つの問題に取り組みます。自分のチームメンバー以外と話し合いながら解き進めることで、数学好きな仲間との新たな交流の機会となっています。
決勝ステージ
競技内容:第1ステージと第2ステージの合計評価点数の上位3チームが決勝ステージに進出。出題されるお題について考察し、10分間のプレゼンテーションを行って競います。発想力と同時にプレゼンテーション力も優勝のためには大きな鍵となる能力です。審査員となった参加者と特別審査員の評価によって順位が決まります。
【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった受検者数は、2006年以降は年間30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も15,000団体を超えました。財団法人設立以来の累計受検者数は350万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシアなどでも実施され(過去5年間で延べ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水 静海(公益社団法人日本数学教育学会会長、帝京大学初等教育学科長・教授)
会長 : 甘利 俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容:
(1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
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プレスリリース提供元:@Press
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