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クラウディアン、新ラウンドで総額24百万USドルの資金調達を実施

@Press / 2014年7月8日 14時0分

クラウディアン ホールディングス インク(本社:米国カリフォルニア州フォスターシティ、CEO マイケル・ツォー、略称:クラウディアン)は、総額24百万USドルの新ラウンドを実施し、株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:能見 公一、略称:INCJ)、Fidelity Growth Partners Japan(本社:東京都港区、代表:デービッド・ミルスタイン)、インテル コーポレーションがグローバルに展開する投資部門インテル キャピタル(本部:米国カリフォルニア州サンタクララ)が出資を決定しましたのでお知らせします。

クラウディアンは、日本、米国、中国の3拠点で事業展開するベンチャー企業であり、大量データを多数の汎用サーバーで分散処理する、経済的で、高性能、かつ信頼性高いクラウドオブジェクトストレージを構築運用するソフトウェア製品「Cloudian HyperStore(R)」を開発、販売しています。日本におけるニフティ、NTTコミュニケーションズ、NTT東日本をはじめ、国内外のパブリッククラウド、プライベートクラウド、エンタープライズITのストレージ基盤に採用されています。


Cloudian HyperStoreの主な特長は、以下のとおりです。

(1) クラウドストレージの事実上の標準APIを提供
Cloudian HyperStoreは、クラウドストレージの事実上の標準、Amazon S3 APIに準拠しており、数百種類はあるS3対応アプリケーション等を活用できます。

また、自動階層化(AWS Auto Tiering)機能を追加料不要の標準機能として備え、守秘性や性能を求めるデータは企業構内やプライベートクラウドに、経済性と拡張性を求めるデータはAmazon S3やGlacierのパブリッククラウドにと、目的や種類に応じて格納先を使い分ける「ハイブリッドクラウド」を実現できます。

(2) 一般企業から大規模クラウドまで幅広い活用範囲
Cloudian HyperStoreは、汎用サーバー2台から利用でき、汎用サーバーを追加してゆくことで、システム全体のストレージ容量を柔軟に拡張します。そのため、数テラバイトといった一般企業規模のデータ量から数十ペタバイトといった大規模クラウドサービスにまで幅広く活用できます。

拠点が離れたデータセンター間を含む複数の汎用サーバーにデータを分散複製することができ、ハードウェア障害の際にもデータ喪失を防ぎます。バックアップやデータセンター障害の際のDR(災害復旧)対策としても使える信頼性高いストレージ製品です。

特に多種多様で、膨大な量となる「非構造化データ」の格納に最適なストレージであり、Webサービスにおいてはコンテンツや履歴、ビッグデータ分析においては膨大な分析対象データ、研究機関においては実験データ、M2M(機械間通信)においては通信記録、企業ITシステムにおいてはファイル共有、バックアップ、アーカイブ等アプリケーションが扱うオフィス文書、写真、画像、動画、ログ等の保存に利用されます。

(3) 豊富な開発経験と商用実績
クラウディアンは、10年以上に亘り分散処理技術を実装したソフトウェア製品を国内外数千万人が利用する通信事業者向けに開発提供してきた経験に加え、日本を代表するクラウドストレージサービスにCloudian HyperStoreソフトウェアを提供してきた豊富な商用実績を有しています。


このたびの調達資金は、日本市場が育てたCloudian HyperStoreを本格的にグローバル展開するための販売体制の構築、販売促進活動、市場開拓推進と、パブリッククラウドサービスに加え、プライベートクラウド、エンタープライズIT向けストレージ基盤、及びそれらを使い分けるハイブリッドクラウドとして、企業等のお客様がより簡単に、高度にCloudian HyperStoreを利用できる機能追加と製品開発が主な使途です。

加えて、ソフトウェア製品としての販売だけではなく、ハードウェアに予めCloudian HyperStoreをインストールし、最適チューニングを施し、必要に応じて企業向けアプリケーションも組み込み提供するハードウェアアプライアンスによる製品展開も積極的に推進します。


クラウディアン CEO マイケル・ツォーは次のように語っています。
「今回の投資は、エンタープライズIT向けオンプレミスストレージとハイブリッドクラウドに対する当社の独自で先進的な取り組みが高く評価されたものです。非構造化データの急増はデータストレージ業界構造を変貌させています。このたびの投資により、商用環境で実証されている私たちのストレージソリューションの展開を加速し、企業の非構造化データ保存におけるコスト、拡張性、可用性モデルに大変革を起こす所存です。」


■株式会社産業革新機構(INCJ)について
INCJは、2009年7月にオープンイノベーションの推進を通じた次世代産業の育成を目指して、法律に基づき設立された会社です。総額約2兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資等を行うことで産業革新を支援することをミッションとしています。

INCJは、投資・技術・経営等で多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令に基づき、当社内に設置している産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。

INCJでは、これまでに合計68件・総額約7,500億円の投資決定を発表しました。当面、環境エネルギーにも関連するエレクトロニクスやITの分野、バイオ・ライフサイエンス分野、水ビジネス等インフラ関連分野などにおいて、知財ファンドによる先端的な基礎技術の事業展開、ベンチャー企業等の事業拡大、技術等を核とした事業の再編・統合、海外企業の買収等による積極的な海外展開などに対してハンズオン投資を行ってまいります。


■Fidelity Growth Partners Japanについて
Fidelity Growth Partners Japanは、日本におけるFIL Limited(以下 FIL)のベンチャー・キャピタル及びプライベート・エクイティ投資を行う部門です。革新的な企業へFILのプリンシパル資金を提供することで企業の成長を加速させます。FILはアジアにおいて15年超の投資実績を有しており、香港、北京、上海、ムンバイ、そして東京に拠点を設け、アジア地域に積極的に投資を行います。FILは金融サービス事業も展開しており、資産運用業界におけるグローバル・リーダーとして、英国、欧州、中近東及びアジア太平洋地域の個人投資家や機関投資家に向け、資産運用サービスを提供しています。FIL傘下の資産運用サービスを提供する企業は、フィデリティ・ワールドワイド・インベストメントというブランド名称を使っています。日本においては、フィデリティ投信株式会社及び、フィデリティ証券がサービスを提供しています。


■インテル キャピタルについて
インテル キャピタルは、世界規模で事業を展開するインテルの投資部門で、革新的な技術を有する世界中の企業に株式投資を行っています。インテル キャピタルの投資対象は、企業向けITやモビリティー、一般向けインターネット、デジタル・メディア、半導体製造技術などの分野でハードウェア、ソフトウェアおよびサービスを提供する広範な企業にわたります。

インテル キャピタルは、1991年以来、55ヵ国で1,366以上の企業に対して、累積110億ドル以上の投資を行ってきました。これまでに、投資先企業の内およそ207社が世界各地の株式市場で株式を公開し、また353社が第三者の企業により買収または吸収されました。2013年にインテル キャピタルは、世界全体で146の案件で総額約3億3,300万ドルを投資しました。これらの内、約49%は米国・カナダ以外の地域への投資です。インテルキャピタルに関する情報は、 http://www.intel.com/jp/capital/index.htm で入手できます。


■クラウディアンについて
クラウディアンは、ソフトウェアベースのオブジェクトストレージ製品であるCloudian HyperStoreをはじめ、これまで国内外の通信事業者向けの大規模分散型システムを開発提供してきています。主なお客様はNTT東日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、ニフティ、ネクステルインターナショナル、ボーダフォングループ、T-モバイルグループ、アルカテルルーセント、ルナクラウドなどです。日本、米国、中国に事業拠点を有しています。


ホームページ: http://cloudian.jp/
Facebook  : https://www.facebook.com/cloudian.cloudstorage.S3
Twitter   : https://twitter.com/Cloudian_KK
ブログ   : http://www.cloudian-blog.com/


※本文書内の商標や登録商標はすべて各所有者の資産です。

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プレスリリース提供元:@Press

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