「体内発酵」が免疫力アップの秘訣!水溶性食物繊維がカギ
美容最新ニュース / 2020年9月29日 11時0分
イヌリア素材事務局の調査によると、新型コロナウィルスの影響もあり、ここ半年で「免疫力」を高める意識が変わったという人が増えていることがわかった。
そこで注目されているのが「体内発酵」と、それに欠かせない水溶性食物繊維だ。
5割以上が「免疫力向上の意識が高くなった」と回答特に管理栄養士に限定すると、半数以上(55.0%)が「免疫力を高める意識が高まった」と回答。
具体的には「バランスの良い食事(52.6%)」「適度な運動(42.9%)」「発酵食品の摂取(40.4%)」などで免疫力を高める工夫をしていることが明らかになった。
大腸内で水溶性食物繊維が善玉菌に発酵されると、短鎖脂肪酸などの有効物質が作り出され、これを「体内発酵」と呼ぶ。
発酵食品を食べることも大切だが、自分の体内で発酵を起こし、健康に良い物質を作り出すことも同じくらい重要だ。
「体内発酵を意識した食生活をしたいと思うか」という質問には、管理栄養士の8割以上(81.8%)が「実践したい」と答えた。
栄養と食事のプロの視点からも、体内発酵を意識した食生活は、免疫力の向上および一般生活者に推奨できる内容であることがうかがえる。
体内発酵によって期待する健康効果についても聞いたところ、約8割(76.2%)が「免疫力の向上」と回答。
自分の免疫力を高めることで、病気になりにくい体を作り、健康に過ごしたいと考えている人が多いことがわかった。
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維「イヌリン」管理栄養士の柴田真希先生は「腸内環境を整え免疫力を高めるには、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を意識的に摂取して、短鎖脂肪酸を産生することが大切です」と語る。
根菜やキウイフルーツ、海藻に多く含まれている水溶性食物繊維には、たくさんの種類がある。なかでも、特に大腸内での発酵力に優れているのがイヌリンだ。
イヌリンはチコリ、玉ねぎ、にんにく、ゴボウなどに多く含まれている。
柴田先生考案の「免疫力UP体内発酵レシピ」かぼちゃたっぷり納豆汁
簡単に作れる、水溶性食物繊維たっぷりのレシピはこちら。
<材料>※2人分
・納豆:1パック
・かぼちゃ:60g
・玉ねぎ:1/4個
・ごぼう:1/5本
・しいたけ:2枚
・小ねぎ:少々
・だし汁:400ml
・味噌:大さじ1
<作り方>
(1)かぼちゃを小さめの薄切りに、玉ねぎを1cm幅に切る。ごぼうを斜め薄切りに、しいたけを薄切りにする。
小ねぎを小口切りにする。
(2)鍋にだし汁を入れて中火にかけ、(1)を入れる。全体に火が通ってきたら、火を止め、納豆を入れ味噌を溶く。
(3)器に盛り付け、小ねぎをのせる。
10分で作れる納豆汁レシピは、体も温まりそう。寒くなる季節は定期的に食卓に出したいメニューだ。
意識的に水溶性食物繊維を摂取して体内発酵を起こし、免疫力の高い体を作って健やかな毎日を過ごそう。
【参考】
※イヌリア素材事務局
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