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世界限定500台の進化したフラグシップ!カワサキ 新型「Ninja ZX-10RR」を発売

バイクのニュース / 2021年3月25日 7時0分

カワサキは2021年3月24日、スーパーバイク世界選手権において前人未到の6連続タイトルを獲得したカワサキレーシングチームが、世界最高峰レースでさらなる勝利を獲得するために開発した、新型「Ninja ZX-10RR」を発表。2021年6月25日に発売します。

■サーキット走行を重視したシングルシートモデル

 カワサキは、スーパーバイク世界選手権において前人未到の6連続タイトルを獲得したカワサキレーシングチームが、世界最高峰レースでさらなる勝利を獲得するために開発された新型「Ninja ZX-10RR」を、2021年6月25日に発売すると発表しました。

 新型Ninja ZX-10RRには、Pankl社製チタニウムコネクティングロッドや鍛造マルケジーニホイールが搭載された従来モデルのポテンシャルに加え、空力性能とダウンフォースを向上させるために一新された、一体型ウイングレット搭載のカウリングが、アップデートされたシャーシジオメトリとともに、コーナリング性能を向上。

Pankl社製軽量ピストンや新設計カムシャフトを採用し、レブリミットとパワーバンドを引き上げ強化されています

 新たに採用されたPankl社製軽量ピストンや新設計カムシャフトをはじめとするパワーユニットの改良により、レブリミットとパワーバンドを引き上げ、サーキットでの扱い易さがさらに強化されています。
 
 ちなみに、Pankl社は、フォーミュラマシンやハイパフォーマンスカー、宇宙産業向けのエンジンやドライブトレインなどの開発と製造を専門とする会社。同社が手掛けるハイグレードな軽量コンポーネントは、極限のメカニカルストレスに耐える設計とされており、約500gの軽量化に貢献しています。

カワサキレーシングチームのJ・レイ選手が、ヘレス・サーキットで新型Ninja ZX-10RRをテスト

 この新型Ninja ZX-10RR は、2021年2月11日にスペインのヘレス・サーキットでカワサキレーシングチームエースライダーであるJ・レイ選手がテストしたモデル。ドライコンディションのなか40周を走りきり、スリックタイヤで1分40秒6のベストタイムを記録するパフォーマンス発揮しています。

 ●新型Ninja ZX-10Rからの主な変更点は以下のとおりです。

 ・高回転域の性能を向上させるPankl社製の軽量ピストンとチタニウム製コネクティングロッド
 ・高回転域で性能を引きだす、Ninja ZX-10RR専用の新設計カムシャフト
 ・サーキット走行を前提にセッティングしたショーワ社製バランスフリーフロントフォークとBFRC lite リヤサスペンション
 ・フロントブレーキに採用した高レベルのブレーキ性能に貢献するレース用ステンレスメッシュブレーキホース
 ・機敏なハンドリングを実現するマルケジーニ社製7本スポークアルミ製鍛造ホイール
 ・ストリートとサーキットで優れたパフォーマンスを発揮するタイヤ、ピレリ製ディアブロ・スーパーコルサSP
 ・サーキットシーンでの使用を想定したシングルシート

サーキットシーンでの使用を想定したシングルシートも装備

 ボディカラーは、ライムグリーンのみ。別売りのアクセサリーとして、エンジンスライダー、フロントアクスルスライダー、グリップヒーター、ウインドシールド(スモーク)、ニーパッド、ETC2.0車載器キットがラインナップされており、車両価格(消費税込)は328万9000円です。

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