ゾンビ映画の金字塔が4Kリマスター版で劇場公開！『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

ゾンビ映画の帝王ジョージ・A・ロメロ監督の長編デビュー作にして、あらゆる「ゾンビもの」の原点・元祖である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が、4Kリマスター版で2022年6月17日（金）より全国順次公開されます。

■映画史における歴史的重要作品

　ゾンビ映画の帝王ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』（1968年）が、監督が存命だった2016年に自身で監修した4Kリマスター版で劇場公開されます。

ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

　2017年にこの世を去ったホラー映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督の長編デビュー作にして、現代のあらゆる「ゾンビもの」の原点・元祖である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』。世界中の名作をレストアしリリースしている米クライテリオン・コレクション社が、2016年にジョージ・A・ロメロ（原案・脚本・監督）やジョン・A・ルッソ（共同脚本）らの監修により、4Kデジタルリマスター化しました。

　このたび劇場公開されるのは、サウンドトラックに関してもロメロ監督らの監修で新たに修復し、画も音も鮮明に、かつてない迫力でよみがえった『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版』となります。

ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

　本作は「人肉を喰らう」「喰われた人間もゾンビ化する」「倒すには頭部（脳）を破壊するしかない」といった、いわゆる“ゾンビ”の定義を確立したことで有名でしょう。襲いかかってくるゾンビの群れから生き延びるために、親子、恋人同士といった様々な人間関係が、自分の立場を優先した勝手な行動により破滅していく様子、そして恐ろしく皮肉なラストを含め、本作を観れば「ソンビ映画の元祖」と称される理由が分かります。

　ロメロ監督が本作に続いて手がけたゾンビ映画第二弾、その名も『ゾンビ』（1978年）には暴力的なバイカー集団が大暴れするシーンがあり、ハーレーダビッドソンのエレクトラグライドやFXSローライダー、FXスーパーグライド、パンヘッド、さらにサービカーなどアメリカらしい60〜70年代のハーレーが多数登場。ちらりとホンダのCL160なども映り込むので要チェックです。

ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

　いま観ても全く古さを感じさせず、多くのゾンビ／ホラー作品に影響を与えた映画史における歴史的重要作品『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版』は、2022年6月17日（金）よりシネマート新宿、立川シネマシティほかにて全国順次公開です。

画像提供：(c) 2017 Image Ten, Inc. All rights reserved.“NIGHT OF THE LIVING DEAD was restored by the Museum of Modern Art and The Film Foundation, with funding provided by the George Lucas Family Foundation and the Celeste Bartos Preservation Fund.