1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

自転車の「ツーリング車」の世界とは? 日本国内で「après(アプレ)」が作り上げる自分だけの1台

バイクのニュース / 2023年2月12日 13時0分

様々な種類がある自転車のジャンルには、スポーツ志向とは異なる「ツーリング車」の世界があります。「ランドナー」とも呼ばれるハンドメイドの自転車を、オーナーに合わせて国内で提供している「après(アプレ)」を紹介します。

■私だけのストーリーを。オーセンティックな「ツーリング車」の世界

 200年以上もの歴史がある自転車の世界ですが、スポーツ自転車を取り巻く環境は、年単位で進化が促されています。一方で、そんな競争の世界から離れて全く違う目的のための自転車の世界もあります。それが「ツーリング車」です。同義として「randonneur(ランドナー:仏語、遠出・遠乗りの意)と呼ばれます。

アプレ「スタンダード・ランドナー」は、7サイズのフレームから選び、ハンドルステムやハンドル幅なども含めオーナーに合うよう細かく調整して組み上げられる。写真の仕様で重量は10.0kgと軽量。参考価格(消費税10%込み)は49万5000円(パーツのチョイスによって変わる)。フレームはカイセイ・019クロモリ、フレームビルダーはライジンワークス・福田修さんアプレ「スタンダード・ランドナー」は、7サイズのフレームから選び、ハンドルステムやハンドル幅なども含めオーナーに合うよう細かく調整して組み上げられる。写真の仕様で重量は10.0kgと軽量。参考価格(消費税10%込み)は49万5000円(パーツのチョイスによって変わる)。フレームはカイセイ・019クロモリ、フレームビルダーはライジンワークス・福田修さん

 1950年代に日本で初めてランドナーが輸入され、70年代頃からツーリング車のことをランドナーと呼ぶようになりました。「その違いは部品構成ではなく、用途である」と、ここに紹介する「après(アプレ)」のプロダクトを手掛ける大前仁さんは言います。

 大前さんは、自転車メディアのジャーナリストを長年務め、サイクルショップ「オオマエジムショ」の経営者でもあります。そして自身が愛してやまないのが、このツーリング車の世界です。日本でも少なくなってしまったツーリング車をメインにした自社ブランド「アプレ」を展開しています。

 ツーリング車と一般的なスポーツバイクの違いは、前述の通り「用途」です。「アプレ」は長い距離を乗っていても痛みが出ず、快適に走行できるようオーナーの走り方や好み、予算に合わせて細かく仕様を決めていくセミオーダー方式を採用しています。オーナーの気持ちに寄り添い、用途に適した1台を作るというわけです。

 自転車とオーダーメイドのスタイルは古く、さらに新しいツーリングの知識を盛り込んだのが「アプレ」です。サイズやタイヤ、じっくりチョイスした高性能なパーツなど、それらの調和が心地よいライドフィーリングを提供します。

日本の風景にも馴染む「アプレ」のツーリング車は、「ゆっくりと快適に旅するための自転車」日本の風景にも馴染む「アプレ」のツーリング車は、「ゆっくりと快適に旅するための自転車」

「アプレ」の標準的なモデルである「スタンダード・ランドナー」は、まさにブランドコンセプトを表現しているベーシックなツーリング車です。フレームは7サイズ用意され、ハンドルステムやハンドル幅なども含め、オーナーに合うよう細かく調整して組み上げられます。

 オーダーの手順は、用途や志向をヒアリングし、身長や股下寸法など体型を計測して最適な自転車のサイズを決め、希望や予算に合わせてパーツをチョイス。フレームカラーは10色の中から選び、自分だけの1台を作り上げます。

 納期はおよそ2〜3カ月、選んだ素材や目的に応じた最適なフレームをフレームビルダーへ依頼し、ハンドメイドで製作します。価格は38万5000円(消費税10%込み)から。自転車を作ることからストーリーが始まる、そんな自分だけのツーリング車の世界も面白いのではないでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください