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燃費が悪くなった気がする…何が原因?

バイクのニュース / 2023年3月15日 9時0分

バイクに乗っていて、前よりも燃費が悪くなったと感じるという人もいるのではないでしょうか。それにはどのような原因があるのでしょうか。実際に見ていきましょう。

■燃費が悪くなったと感じた時の対処方法とは?

 長年バイクに乗っていると、新車のころに比べて燃費が悪くなることがあります。「前よりも給油する回数が増えたな」と感じている人は、燃費が悪化しているかもしれません。しかし、日ごろから対策をおこなうことで、燃費を向上させることができます。

日ごろからメンテナンスをおこなうことで、燃費を向上させることができる日ごろからメンテナンスをおこなうことで、燃費を向上させることができる

 そもそも、バイクの燃費が悪くなる原因として、どういった要因が挙げられるのでしょうか。ホンダドリーム荻窪店の担当者は次のように話します。

 「車種や車体の状況によって原因はさまざまですが、ひとつ挙げられるのはエアクリーナーの汚れです。空気の流れが悪くなると燃費が悪くなり、これがありがちな原因としてあります。あとは、その車体の使用年数により、車体自体が劣化していて、燃費もそれに伴って下がるということもあります」

 エアクリーナーにほこりやゴミが溜まり目詰まりをおこすと、必要な空気を十分に吸い込むことができません。その結果、ガソリンと空気の適切な混合割合をキープできなくなり、エンジン本来のパワーを引き出せず、アクセルを多くひねることになり燃費が悪くなります。

 エアクリーナーは定期的に清掃することで通気性を保つことが可能です。もし、何年も交換していないようなら劣化して性能が落ちている可能性があるので、新しいものに交換したほうが良いでしょう。

 また、YSP三鷹店の担当者は、「燃費が悪くなる原因はさまざまですが、よくある原因として、タイヤの空気が入っていないというのが挙げられます」と話します。

タイヤの空気は、バイクに乗らなくても少しずつ自然に抜けていくタイヤの空気は、バイクに乗らなくても少しずつ自然に抜けていく

 タイヤの空気は、バイクに乗らなくても少しずつ自然に抜けていきます。空気圧が低下することでタイヤと路面の接地面積が増えて抵抗が大きくなるため、より大きな力が必要になり燃費が悪くなるというわけです。

 どんなに良いタイヤでも、空気圧が適正でないと性能を十分に発揮することができません。ただ、最近ではガソリンスタンドでも空気入れを借りることができます。給油のタイミングを見計らって、1ヶ月おきぐらいに空気圧をチェックする習慣をつけておくと良いかもしれません。

プラグは消耗品なので、古いプラグを使いつづけている場合は、新品に交換することで燃費が改善することもあるプラグは消耗品なので、古いプラグを使いつづけている場合は、新品に交換することで燃費が改善することもある

 そのほかにも、古くなったプラグを交換しないでいると、くすぶり(カーボンが付着した状態)が起こり燃費が悪化します。くすぶりが起こるとプラグの火花が飛びにくくなるので、エンジンの性能を十分に発揮することができません。

 プラグは消耗品なので、古いプラグを使いつづけている場合は、新品に交換することで燃費が改善することもあるといいます。

チェーンの劣化も燃費に悪影響をおよぼす原因のひとつチェーンの劣化も燃費に悪影響をおよぼす原因のひとつ

 また、バイクのチェーンの劣化も燃費に悪影響をおよぼす原因のひとつです。油が切れて錆びていたり、伸びて遊びが適切でなかったりすると、チェーン本体にフリクションロス(摩擦抵抗)が増えて燃費が悪くなります。

 愛車のためにも、1000kmから2000km毎にチェーンの清掃と注油をおこない、遊びの調整幅を2cmから3cmになるように定期的にチェックしておきましょう。

 そして、バイクの性能を維持するのに欠かせないのがエンジンオイルです。汚れたオイルのままだとフリクションロスが増して、結果的にパワーダウンを招き燃費が悪化します。オイルを良い状態に保つためには、3000kmまたは6ヶ月を目安に、定期的なオイル交換をおこなうことが大切です。

運転操作もバイクの燃費に大きく影響する運転操作もバイクの燃費に大きく影響する

 このように、日々のメンテナンスで燃費を良くすることができますが、運転操作もバイクの燃費に大きく影響します。

 例えば、急発進・急ブレーキを繰り返す運転はバイクの燃費を大きく悪化させる要因となります。中でも、停止している状態からバイクを動かすときが、最もエネルギーを消費します。

 急にアクセルをひねるような運転は、ガソリンを無駄に消費するだけでなく、エンジンにもダメージを与えプラスになることはひとつもありません。発進時はゆっくりアクセルをひねり、徐々に回転数を上げるようにすると燃費の向上につながります。

 そのほか、停車中のアイドリングは、無駄にガソリンを消費するだけでなく地球環境にもよくありません。冬場の暖機運転でのアイドリングは仕方ないですが、休憩などで停車中は必ずエンジンを止めるようにして、少しでもガソリンの消費を抑えるようにしましょう。

※ ※ ※

 日ごろのメンテナンスや走り方を変えるだけで、バイクの燃費を良くすることができます。「最近、燃費が悪くなった」と感じている人は、できることから少しづつ実行して行くと良いかもしれません。

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