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「浜松」や「道後・松山」…原付のご当地ナンバーが可愛すぎる!デザインはどうやって決まっているのか?

バイクのニュース / 2023年4月1日 9時0分

その地域の名産品や観光地などが絵柄になっている「ご当地ナンバー」。クルマだけでなくバイク向けにも交付されていますが、中でも原付バイク(以下、原付)向けのデザインはかわいらしいものが多く、非常に高い人気を誇っています。では、原付のご当地ナンバーのデザインは、どのように決まっているのでしょうか。

■オリジナリティ溢れる…原付のご当地ナンバーのデザインがかわいい!

 ご当地ナンバーは、正式名称を地方版図柄入りナンバープレートといい、地域の風景や観光資源を図柄とすることによって、その地域の魅力を全国に発信することを目的とした制度です。

地方版図柄入りナンバープレートは全国で交付されている地方版図柄入りナンバープレートは全国で交付されている

 クルマに交付されているイメージが大きいかもしれませんが、もちろんバイク向けにも数多くのご当地ナンバーが交付されています。中でも原付向けのデザインはかわいいものが多いと、ライダー間でも話題を呼んだこともあるようです。

 例えば愛媛県松山市のご当地ナンバーは、雲を模したデザインとなっています。50cc以下は白、51cc〜90ccの場合は黄色、91cc〜125ccはピンク色と、排気量ごとに色が異なる3種類が用意されており、デザインも相まって柔らかく温かみのある印象を受けます。

愛媛県松山市のご当地ナンバーは、雲を模したデザインとなっている愛媛県松山市のご当地ナンバーは、雲を模したデザインとなっている

 では、こういった原付のご当地ナンバーのデザインは、どのように決まっているのでしょうか。前述のご当地ナンバーを交付している、愛媛県松山市市民税課の軽自動車税担当者は、次のように話します。

「具体的なナンバープレートのデザインは役所の若手職員によるもので、由来は松山市のホームページにある通り、司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』になります。市内の原付用ナンバープレートの交付数のうち、6割を占める大変人気なナンバープレートとなっています」

 松山市は、以前から司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』を軸としたまちづくりを進めており、このご当地ナンバーも平成19年7月から交付を開始しました。15年ほど前から交付されているにもかかわらず、現在でも人気ご当地ナンバーのひとつとして挙げられることから、反響の大きさがうかがえます。

静岡県浜松市のご当地ナンバーは、バイクを模したデザインのナンバーを交付静岡県浜松市のご当地ナンバーは、バイクを模したデザインのナンバーを交付

 また、バイクを模したデザインが特徴的なご当地ナンバーを交付している、静岡県浜松市役所の財務部市民税課担当者は、「デザインは市民からの公募の上、選考委員が最終的に決定しました」と話します。

「また、バイクをあしらったこのデザインは、かつて大小さまざまなバイクメーカーが生産拠点を浜松に置いていたことに由来します。制定の背景に、市街の方々へのアピールはもちろんのこと、市民の郷土愛を育む目的もあります」

 担当者が話すように、浜松市では国産バイク発祥の地である「バイクのふるさと浜松」をPRするために、バイクを模したデザインのオリジナルナンバーを交付しています。通常時のナンバーの長方形のかたちを残しながらもタイヤ部分は丸くなっており、シンプルながらも目をひくかわいらしいデザインが特徴です。

全国には多くの原付ご当地ナンバーが存在する全国には多くの原付ご当地ナンバーが存在する

 このように、全国には多くの原付ご当地ナンバーが存在しますが、それらは職員が手がけていたり、一般公募によって選ばれたものだったりと、デザインの決定方法もさまざまなようです。しかし、その地域の特色をPRし、魅力を伝えたいという根底にある想いは同じでした。

 バイクに乗っているだけで地域のPRになりつつ、かわいいナンバーで愛車の魅力をさらに高められるご当地ナンバーは、まさに一石二鳥の制度といえそうです。

※ ※ ※

 本記事でピックアップしたご当地ナンバー以外にも、かわいいデザインの者は数多く存在します。通常のナンバーに飽きてしまった…という人は、これから新規登録してみても良いかもしれません。

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