夏のバイクは火傷に注意!熱くなりやすいポイントは
バイクのニュース / 2023年7月18日 9時10分
夏にバイクに乗ると火傷しやすいと言われていますが、具体的にはどのようにやけどしてしまうのでしょうか。また、どのような対策があるのでしょうか。
■低温やけどにも注意!バイク乗りの定番火傷とは
夏にバイクに乗っていると、日差しの暑さだけでなく、下の方からムワッと湧き上がってくる熱さがあることに気がつきます。気温が高い夏はバイクの機関も熱を持ちやすく、それが原因で火傷をしてしまうこともあります。
火傷をしない対策をバイクに行うことも一つの方法です
では、具体的にはどのように火傷をしてしまうケースがあるのでしょうか。また、どのように対策すればよいのでしょうか。
まず、50度前後の比較的低温のものに長時間触れることによって起こるものを低温やけどといいます。
長時間バイクに乗っていると、日光で熱くなったシートやエンジンの熱に脚、特に内腿がさらされ続け、低温やけどを受傷してしまうことがあります。低温だからといって通常のやけどより症状が軽いとは言えません。表皮だけでなくその下の真皮や皮下組織まで損傷してしまうこともあり、水ぶくれや大きな傷跡が残る可能性もあります。
エキゾーストパイプやマフラーは非常に高温になりやすく、ひどい火傷になってしまうことがある
また、真夏のバイクのエキゾーストパイプやマフラーは非常に高温になりやすく、車種によっては数百度になることもあります。乗り降りの際やバランスを崩した際など誤って触れてしまえば、ひどい火傷になってしまうことがあります。
このように、バイクに乗る際は2種類のやけどを受傷してしまう可能性があります。では、やけどしないようにするには、どのような対策をすればよいのでしょうか。
まず、シートやエンジンの熱が原因で起こる低温やけどについては、内腿が分厚くなっていたり牛革のパッチがついていたりするパンツを着用することで熱を遮断するのが効果的です。また、太ももに装着するヒートガード単体でも販売されているため、普段着のパンツでバイクに乗る際はそちらを活用してもよいでしょう。
またそれらがなくてもこまめに休憩をとり、車体もライダーも適度にクールダウンさせることで、ある程度やけどの危険性を低減させることができます。
エキパイやマフラーに直接触れてしまうことで起こるやけどについては、地肌の露出する部分をできる限り減らし、しっかりとした生地のウェアを着用することが大事
そしてエキパイやマフラーに直接触れてしまうことで起こるやけどについては、地肌の露出する部分をできる限り減らし、しっかりとした生地のウェアを着用することが大事です。高温部分に地肌で触れるとすぐに受傷してしまいますが、衣類を一枚隔てればやけどしにくくなります。
また、熱中症や夏バテでふらついてしまった時にうっかり熱い部分に触れてしまうケースも多いため、適度な休憩、水分補給を徹底することも結果としてやけどの予防に繋がります。
これだけ対策をしていても、火傷してしまうことはあります。では、もし火傷してしまった場合はどのように処置するべきなのでしょうか。
火傷してしまったら、すぐに流水で冷やすことが重要
万が一、火傷してしまったら、すぐに流水で冷やすことが重要です。冷やすのに必要な時間は、目安としておよそ5分から30分程度と言われています。流水でよく冷やすことによって、内部まで熱が伝わり深いやけどになってしまうことを防ぎます。
なお、水ぶくれができていた場合はなるべく潰さないようにします。基本的に水ぶくれの中に入っている液体は傷の修復を促す役割をもっています。潰したほうが痛みが和らぐ場合もありますが、自分で潰してしまうと傷口に細菌や汚れが入る可能性もあるため、自分で潰してしまうことはおすすめできません。
応急処置が終わったら、必ず病院にいって医師の指示を仰ぎましょう。
※ ※ ※
夏の日差しで熱くなりやすいのはシートやエンジン、エキゾーストパイプやマフラーなどであり、これらが原因で低温火傷や通常の火傷を受傷してしまうことがあります。
必ずしも夏に限った話ではありませんが、夏は普段に比べて一層火傷しやすい季節であると言えます。熱くなりやすいポイントに気をつけて、安全にツーリングを楽しみましょう。
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