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灼熱の鈴鹿8耐公式予選は路面温度との戦い!?レーシングライダー石塚健のレースレポート<前編>

バイクのニュース / 2023年8月13日 11時10分

国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、FIM世界耐久ロードレース選手権 第3戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦。その様子をレポートしてくれました。

■暑すぎる日本の夏に行われる8時間の耐久レース

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 8月4日から6日に三重県鈴鹿サーキットで、FIM世界耐久選手権第3戦 ”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会が開催されました。8月のとても蒸し暑い中、僕達TERAMOTO@J-TRIP RacingはNSTクラス優勝を目指して全力で戦ってきましたので、そちらをレポートさせていただこうと思います。

走行後ピットで待機する石塚健選手走行後ピットで待機する石塚健選手

 レースウィークは火曜日にサーキットへ移動し、荷物の搬入やピットの設営を行いました。搬入日のライダーの主な仕事は、走行で使用する装備類の支度や、翌日の走行プランの確認、その他諸々長いレースウィークに向けての準備など。そして水曜日から、走行がスタートします。

 まずは、マシンやタイヤの確認とレースを想定したロングランを3人のライダーがそれぞれ行い、レースに向けた最終調整をおこないます。そして木曜日は車検や装備のチェックをし、夕方にブリーフィングが行われるのみで、走行は無し。チーム、ライダーにとって、束の間の休息日となります。

鈴鹿サーキットでスズキ「GSX-R1000R」を駆る石塚健選手鈴鹿サーキットでスズキ「GSX-R1000R」を駆る石塚健選手

 金曜日は、いよいよ公式プログラムがスタート。午前中にある2本のフリープラクティスを経て、午後から1回目の公式予選が行われました。

 予選はライダー3人がそれぞれ20分間のセッション内でアタックを行い、チーム内での上位2人のライダーのベストタイムの平均が、そのチームの予選タイムとなるレギュレーションです。

 予選の難しさは、刻一刻と変わる路面温度。今回の予選では雨の心配はありませんでしたが、タイヤのグリップが心配なぐらいの暑さに、自分のアタックするタイミングの路面温度はかなり気になる所です。また、他ライダーの予選時に転倒者が続出しており、アタックラップで赤旗が出る心配など、本当にアタックのタイミングが明暗を分ける予選となりました。

 僕はライダーレッドの枠で予選を走り、1回目はウィークのベストを更新する形で2分10秒404を記録。これは僕たちが参戦するNSTクラスで、4番手のタイムです。

 そして翌日に行われた予選2回目では、さらにベストを更新し2分10秒177をマーク。予選では2分9秒台を目指していたので少し届かず、自分としては悔しい結果となりましたが、20分という短いセッションの中でいかにミスなくタイムを出すか、良くも悪くも色々な作戦を立ててトライできたのは、今後にも活きてくると思います。

ミーティングをするライダーとメカニックミーティングをするライダーとメカニック

 予選の最終結果は、ライダーイエローの佐野選手のマークしたタイムとの平均で、総合28位、NSTクラス5番手。翌日の決勝レースは、28番グリッドからのスタートとなります。

 こんな流れで鈴鹿8耐の決勝レースがいよいよスタート!といいたいところですが、今回はここまで。

 次回は、決勝レースの模様をお伝えしていきたいと思います!楽しみにしていてください。

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