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悔しさと達成感が入り混じるMotoE世界選手権第6戦レッドブルリンク! レーシングライダー大久保光のレースレポート

バイクのニュース / 2023年8月24日 13時10分

レーシングライダーの大久保光選手が参戦したMotoE世界選手権第6戦オーストリアGPのレポートです。

■レースウィークは今季1いい流れ

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。

 日本はまだまだ暑い日々が続いていると思いますが、ヨーロッパの一部の国では朝晩は長袖が欲しくなるぐらい涼しい地域も出てきています。

 私が今年拠点としているモルドバも日中は暑いものの、朝晩は比較的涼しい気候となっており、夏の終わりももう直ぐだと感じています。

 そんな今回は、MotoE世界選手権第5戦オーストリアラウンドのことをお話ししたいと思います。

MotoE世界選手権第6戦 オーストリアGPのグリッドに並ぶ大久保光選手MotoE世界選手権第6戦 オーストリアGPのグリッドに並ぶ大久保光選手

 このオーストリアラウンドが行われるのはレッドブルリンクというサーキット。高低差とストップ&ゴーなレイアウトが特徴で、ブレーキングがとても大切なコースとなっています。

 私はこのレッドブルリンクは比較的好きなサーキットで、いつも以上に気合の入るレースウィークとなりました。

 しかし気合が入りすぎたのか、フリー走行1本目に、早々に転倒。フィーリングは悪くなかったのでそのままの勢いで2本目に突入し、8番手タイムを獲得。今季初めて、ダイレクトにQ2への進出を果たすことができました。

 Q2では天候が不安定な中、なんとかスリックタイヤでアタックすることができ、ウェットパッチが残状況にもかかわらず中自己ベストを更新。5番手で予選を終えました。

MotoE世界選手権第6戦オーストリアGPでレッドブルリンクを走る大久保光選手MotoE世界選手権第6戦オーストリアGPでレッドブルリンクを走る大久保光選手

 決勝レース1ではフロントグループに付いていくレース展開となりましたが、中盤に6番手争いが激しくなった事で、トップ集団と少し距離が開いてしまう流れとなります。それでも諦めず追走するために、無理なブレーキングをしてしまった事で転倒し、そのままリタイアを余儀なくされました。

 レース2も序盤はトップ集団でレースを進めましたが、ミスを連発してしまい大きく後退。そのまま8番手でチェッカーとなり、成績は決して良いものとは言えませんが、今シーズンで1番良い流れを作れたレースウィークだと、自身では分析しています。

 その分結果に繋げることができなかった点を、とても悔しく感じている事も事実。

 MotoE世界選手権も残り2ラウンド4レースとなりました。今回の良かったフィーリングを次戦に繋げ、しっかりと成績を残せるように頑張っていきます!

 ちなみに、現在はモルドバに戻ってきており、トレーニングに励むと同時に、家族とのゆっくりとした時間も過ごせています。比較的天気の良い日も続いているのでBBQをするなど、こちらの夏の過ごし方を学んで楽しんでいます。

 文化は日本と結構違いますが、それはそれで新しい発見もいっぱいなので、刺激も盛りだくさん。こちらでは新学期が始まるのが9月からなので、姪っ子(義姪)たちも準備に追われているみたいです。

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