美味しいアジフライを求めて、焼津で見つけた『小川港魚河岸食堂』 組合員の胃袋を満たすメニューはさすが!!
バイクのニュース / 2023年12月18日 11時10分
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。静岡県焼津市の『小川港魚河岸食堂』を訪れました。
■悩んだ末にマグロとアジの最強タッグ、大満足の昼ごはん
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)がやってきたのは静岡県の焼津です。12月なのに暖かいなぁと、愛車のハーレー「ロードグライド」でブラブラしていたら辿り着きました。時間は昼過ぎ、腹が減ったぞ~と、焼津港でバイクを停めて食事ができる店を探そうと思ったら、なにやら「小川港魚河岸食堂」と魅力的な看板を発見! 場所を確かめて早速向かいます。
愛車のハーレー「ロードグライド」で当てもなく走ってきた筆者が昼時に着いたのは静岡県の焼津港。昼飯をどこで食べようかと振り向くと「小川港魚河岸食堂」の看板があった
焼津と言えばマグロの水揚げ量が全国でも上位に入る漁港です。口の中にマグロの味が広がってくるような気がしながらロードグライドを走らせます。焼津港から小川市場まで5分ほどで到着。魚市場の向かい側に店を発見しました。広い駐車場にロードグライドを停めて「小川港魚河岸食堂」に突撃します。
店に入るとが券売機が置かれ、壁一面のメニュー写真が目に飛び込んできました。マグロ、マグロ……と念じながら見ていると、アジフライがあるではないですか! 旧知の友に再会したような気分です。焼津にはいくつか港があり、遠洋漁業は焼津港で、「小川港魚河岸食堂」がある小川港ではサバやアジが揚がるそうです。
しかし、やはりマグロも食べたい! オーダーを決めきれません! さらに「やいづフライ定食」なるメニューを発見してしまいました。サバ、なると、カツオ、生利節、まぐろホホ肉、黒はんぺんのフライ盛り合わせです。焼津名産、静岡名産のオンパレードです。ここにアジが入っていれば完璧。それならアジフライと両方を食べれば良いだろうと思うところ、筆者もそこそこ良い歳なので、フライばかりでは胃もたれしてしまいます。
壁一面に美味しそうなメニュー写真が貼られている。注文は食券を購入して受付に持って行く
やはりアジフライとマグロの取り合わせにしようとメニューを見直します。マグロのメニューは定食に丼物と、これでもか! というくらい種類があります。
悩むこと3分ほど、「まぐろ中トロ丼」と「アジフライ」単品にしようと、ようやく券売機に向かいます……が! やはりアジフライには白飯だ! と、一旦停止。完全に胃袋に支配されています。
ここで救世主が現れました。券売機の横の張り紙に単品メニューが書いてあります。神の啓示のようにオーダーが決まりました。「アジフライ定食」に「南まぐろ刺身」、これで完璧です。まず「アジフライ定食」の食券を購入。そして単品は品名ではなく、金額分の食券を購入します。そして店内の受付へ。
席に座って待つこと5分ほど、まず「南まぐろ刺身」ができたので取りに行きます。お皿に乗っているのは中トロに赤身。ものすごく綺麗に輝いています。感動していると「アジフライ定食」が出来上がってきました。こちらも揚げたての香りがたまりません!
■厚みがあって味もしっかり、駿河湾のアジは食べ応えアリ
「小川港魚河岸食堂」の「アジフライ定食」は、標準的なサイズのアジフライが2尾、付け合わせはキャベツ、それにレモンとタルタルも添えられています。小鉢は切り干し大根、そしてご飯とみそ汁、漬物が揃って定食になります。この定食に「南まぐろ刺身」を追加して、筆者は「焼津遠洋&近海セット」と勝手に命名しました。
「小川港魚河岸食堂」の「アジフライ定食」に「南まぐろ刺身」を単品で追加。満足感マックスな昼ごはんになった
まずはアジフライからいただきます。大きさは普通ですが厚みがあります。なかなかボリュームのあるアジフライです。粗めのパン粉がザクザクで良い歯応えです。栄養豊富な駿河湾のアジ、厚めの身は脂が乗っています。下味は薄めで、ウスターソースと良く合います。
そして「南まぐろ刺身」に箸をつけます。まずは中トロ。ヤバい! 美味い! とろけるようなトロではないですが、脂と身のハーモニーが堪りません。さらに赤身も負けていません。これは甲乙つけ難い旨さです。
完全にご飯が足りない。刺身→みそ汁→アジフライと食べ進めます。駿河湾から太平洋に航海していく気分で完食しました。かなり満足な昼ごはんでした。
「小川港魚河岸食堂」は、小川魚市場の向かいにある焼津市魚仲水産加工業協同組合小川支所の1階にあり、組合員以外も利用できる
店を後にして少し南へ走ると、「石津浜公園」という標識を見つけて行ってみました。晴れていれば富士山や伊豆半島、駿河湾が一望できる公園です。この日は残念ながら、富士山は雲に隠れて見えませんでしたが、伊豆半島は先端までよく見えます。
小春日和の日差しに浸りながら食休み。さて、次はどこへ行こうかと思う筆者でした。
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