1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

一体どうすればいい? ツーリング先でブレーキやクラッチのレバーが折れてしまった場合の対処法

バイクのニュース / 2024年4月25日 10時10分

バイクを楽しく安全に運転するために欠かせない、重要なパーツであるブレーキやクラッチの「レバー」。もし、ツーリング中などの出先でレバーが曲がったり折れたりしてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。

■安全に走行するために必要不可欠な2つのレバーとは?

 右はフロントブレーキをかけるブレーキレバー、左はクラッチを切るクラッチレバーと、ほとんどのバイクにはハンドルに左右一つずつ、レバーが付いています。

 そんなレバーはバイクが安全に走る、曲がる、止まるためには無くてはならないもの。レバーを握るだけでブレーキがかかったり、クラッチを切ることができますが、そもそもレバーはどのように作動して、それらの役割を担っているのでしょうか。

右はフロントブレーキをかけるブレーキレバー、左はクラッチを切るクラッチレバーと、ほとんどのバイクにはハンドルに左右一つずつ、レバーが付いている右はフロントブレーキをかけるブレーキレバー、左はクラッチを切るクラッチレバーと、ほとんどのバイクにはハンドルに左右一つずつ、レバーが付いている

 近年のバイクはディスクブレーキが採用されていることが多く、油圧式になっていることがほとんど。指先でレバーを握っただけの小さな力をブレーキオイルが受け止め、油圧の力でブレーキキャリパーを動かし、高速で走るバイクを制動してくれます。また、クラッチはワイヤーを使用した「ワイヤー式」が多いのですが、近年は小さな力でも操作できる、ブレーキ同様の油圧式も増えています。

 ちなみにクラッチを「切る」という言い方をする理由は、エンジンやクラッチの構造にあります。ギアチェンジが必要な車両は、エンジンの回転数に応じてギアを一速、二速と変えることによって、リアタイヤ側のギアを回転させて、車体のスピードを上げたり下げたりしています。

 ギアはエンジンと一緒に常に回っているので、ギアを変えるためには、ギアとリアタイヤの接続を一旦「切る」必要があります。

 これは、クラッチを切らずにギアチェンジをしてしまうと、高速回転しているギア同士がうまくかみ合わずギアを傷つけてしまう為。クラッチを切ることで、ギアを傷つけずにギアチェンジ操作をおこなうことが可能です。

 このように、どちらのレバーもバイクを安全に走行、停止するために必要不可欠なパーツです。

 そんなレバーが、ツーリング先で立ちゴケしてしまったなどの理由で、曲がったり折れたししてしまった場合、一体、どう対処すればいいのでしょうか。

■転倒してレバーが曲がった、折れた時の一時的な対処法とは

 レバーが曲がったり折れたりしてしまった場合は、その場で新しいレバーと交換できることが理想です。

 とは言え、レバーが曲がっただけであれば走行可能な場合がほとんど。ブレーキを引きずっていないか、半クラッチのままになっていないかなど、車体の状態をしっかりと確認してレバー操作も無理なくできるようであれば、応急処置はせずに、そのまま発進しましょう。

 しかしレバーが曲がったまま長期間走行し続けると、さらに歪みがひどくなったり破損したりする可能性があり、非常に危険。何日もそのままにはせず、できるだけ早めに交換すると良いでしょう。

レバーが曲がったり折れたりしてしまった場合は、その場で新しいレバーと交換できることが理想レバーが曲がったり折れたりしてしまった場合は、その場で新しいレバーと交換できることが理想

 レバーが曲がったままで操作が難しい場合は、メガネレンチなどの車載工具で曲がりを応急的に修正するようにしてください。

 まずレンチの穴の部分をレバーに差し込み、そしてレバーとグリップの間に支点となる固いものを挟み、テコの原理を利用して、曲がりを修正するという流れ。しかしこの方法は、力の入れ方やレバーの状態などによってはレバーが折れてしまう可能性が高いため、無理は禁物です。

 レバーが折れてしまった場合も曲がってしまった場合と同様で、レバー先端だけが折れただけで無理なく操作できるようであれば、そのまま帰路につき、早急に交換などの修理をおこなうようにしましょう。

 ただし指がかけられないほど短く折れてしまったり、操作が難しい状態だったりする場合は無理をせず、レッカーなどの助けを呼ぶべきです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください