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ヘルメットのシールドの曇りは、中性洗剤で解消できる!

バイクのニュース / 2024年4月19日 11時10分

朝イチでバイクで出かける際に、ヘルメットをかぶった瞬間や信号で停止すると、ヘルメットの内側でシールドがモワッと曇って前が見えない……手を入れて拭き取るのも大変だし、曇ったまま走るのは危ない……ナニか良い方法はないのでしょうか?

■優れた「曇り止めシート」があるけれど……

 寒い冬場はもちろん、春や秋の朝晩や梅雨などの雨天時は、ヘルメットの内側でシールドが曇ってしまいます。これは吐いた息に含まれる水分が、シールドの内側に付着して結露するためです。

ヘルメットの内側でシールドが曇って前が良く見えない状態。このまま走るのは危険ヘルメットの内側でシールドが曇って前が良く見えない状態。このまま走るのは危険

 しかし近年では、ヘルメットのシールド用に優れた「曇り止めシート」が販売されています。シールドの内側にセットして密閉した空気層を作ることで、自分の呼気が冷え切ったシールドに直接触れて結露しないようにする仕組みで、氷点下に近い気温でもまったく曇らない優れモノです。

 有名メーカーのヘルメットの多くは、便利な曇り止めシートを装着できます。かつては一部のフルフェイスヘルメット用でしたが、近年はスポーツジェットタイプのヘルメットでも曇り止めシートを装備可能な仕様が増えています。

曇り止めの「ピンロックシート」を装備したKabutoのフルフェイスヘルメット曇り止めの「ピンロックシート」を装備したKabutoのフルフェイスヘルメット

 ……が、クラシカルなジェットヘルメットの代表格「コンペティションシールド」や、ファッショナブルな「バブルシールド」には曇り止めシートを装着できません。

 他にも、ヴィンテージスタイルのヘルメットのシールドは、やはり曇り止めシートが装着できないタイプが多いようです。

 現代的なフルフェイスやジェットヘルメット以外は、曇り止めシートが装着できるモデルは少ないようですが、それらのヘルメットはシールドの曇りにどうやって対処すれば良いのでしょうか?

 結露による曇りはシールドの内側にできるので、シールドを開いて、走りながらシールド内側に外気を当てれば、しばらくすれば曇りは取れます。

 とはいえ冬場にシールドを開けて走ったら顔が冷たいし、雨天なら顔が濡れてしまいます。それに停止して曇るたびにシールドを開けるのは、少々面倒です。ちなみに開閉できないコンペティションシールドは、この方法が使えません……。

■曇り止めの簡単ワザ!

 そんな曇り止めシートを装着できないシールドは、「中性洗剤」を使うことで曇り対策になります。中性洗剤が界面活性剤になって、曇りとなる微小な水滴の表面張力を弱めて広げることで、光が反射しないので曇りを感じないからです。……と、理屈はともかく、やり方は非常に簡単です。

中性洗剤をシールドの内側に数滴たらす(少量でOK)中性洗剤をシールドの内側に数滴たらす(少量でOK)

 用意するモノは中性洗剤(食器洗い用の液体洗剤が便利)と、柔らかい布です。シールドはヘルメットから外さなくても大丈夫ですが、砂ボコリなどが付着しているとキズになるので、汚れを落としてからシールドの内側に中性洗剤を数滴たらします。

 そして柔らかい布(タオルや着古したTシャツなど。ティッシュは意外と硬いので傷つく恐れあり)を使って、全体に伸ばすように、手で触れてもベタつかないようしっかり拭き上げればOKです。

 試しに至近距離からハァ~っと息を吹きかけても、ほとんど曇らないか、曇っても一瞬で曇りが取れるはずです。

柔らかい布で中性洗剤を全体に伸ばしながら拭き取る柔らかい布で中性洗剤を全体に伸ばしながら拭き取る

 この中性洗剤の曇り止め、簡単なのがメリットですが、あまり長持ちしません。とはいえツーリングで1日走るくらいならまったく問題ないので、出発前にやっておくことをオススメします。

 ちなみに、水洗いなどで中性洗剤が流れ落ちてしまうと効果が無くなります。一時しのぎかもしれませんが、思いのほか効果が大きいので是非お試しを!

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