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もし雪の季節に地震が起きて 放射性物質が放出されたら?初めての“冬季”大規模防災訓練 柏崎刈羽原発

BSN新潟放送 / 2025年1月24日 19時59分

BSN

柏崎刈羽原発で冬の原発事故を想定した初めての大規模訓練が24日、始まりました。原発事故と、雪崩や液状化被害…これらが重なった時にどうすればよいのでしょうか。

【花角英世 新潟県知事(訓練)】
「冬季における広域避難となることから、住民が安全にそして円滑に避難できるよう避難経路の確保に万全を期すようお願いします…」

訓練は、冬場に震度6強の地震が起きて、柏崎刈羽原発の原子炉が冷やせなくなり、放射性物質が放出されたという想定で行われました。

冬の原子力災害で懸念されるのが、雪による災害と地震による液状化現象が同時に発生し、避難が困難になることです。

【県の担当者(訓練)】
「雪崩による通行止めが発生していることに関して名立谷浜インターチェンジではなく、能生インターを経由して避難する…」

冬場を想定した大規模な訓練はこれが初めてで、新潟県の災害対策本部では、雪崩や液状化現象の影響で道路が通行止めになり、避難経路を設定し直さなければならなくなったという想定で、流れなどを確認しました。

一方、柏崎市では…

【柏崎市の担当者(訓練)】
「市街地においても、いまだ70cmほど積雪がある状況です。本日の地震により市内の複数か所で雪崩が発生している…」

柏崎刈羽原子力発電所の状況や、それに伴う住民の避難や屋内退避の計画などが共有されました。

【桜井雅浩 柏崎市市長(訓練)】
「残念ながら、発電所の状況は芳しくありません。全面緊急事態に至った場合、約1万4000人の住民が避難することになるが、今後の気象予報はどうなって…」

今回の訓練には、66機関のおよそ900人が参加しています。

25日には、バスや自衛隊の車両を使い、住民およそ500人が避難する訓練や、除雪訓練などが行われます。

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